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人、まち、宇宙(そら)をつなげて 区ビジョンを答申 住民参加が今後の課題

政治

公開:2012年4月5日

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 区内9地区の代表者や各団体の関係者、学識経験者など25人から成る「中央区区民会議」(飯島泰裕会長)は先月28日、加山俊夫市長に中央区の区ビジョンを答申した。区の目指す将来像に「人とまち、宇宙(そら)をつなぐ中央区」を掲げ、「つなぐ」をキーワードに、5つの分野で区民と行政の双方が取り組むまちづくりの方向性を示している。

 将来像には、人とまち、区の持つ地域資源がつながり、大きく広がる宇宙のように夢や希望があふれるまちの姿を描いた。その実現に向け、2012年度から2019年度までの8年間で取り組む方針や課題を、「安心・福祉」「教育・文化」「環境共生」「広域交流拠点」「自立分権」の5つの分野で取りまとめ。区の魅力やブランドの創出、自治会加入促進による地域づくり、自転車事故解消のための環境整備、学生など若い力を生かしたまちづくりなどを重点的な取り組みとして挙げた。

1年半で策定

 区ビジョンとは、市が定めたまちづくりの基本方針「新・相模原市総合計画」(2010年策定)を区の立場から捉え直し、区民と行政が一緒に行うまちづくりの方向性を示す指針。相模原市は3区が誕生した2010年、区制を活かした市民協働の新しいまちづくりの仕組みとして設置された区民会議に、区ビジョン策定を諮問した。

 会議のメンバーらは、一昨年7月から14回にわたり会議を開催。区内を視察して現状や課題を共有した上で、将来像を定めるためのグループ討議、区民に素案を紹介する区ビジョンシンポジウムなどを実施。区民の意見を取り入れる場を作りながら協議を重ねてきた。

「区」の意識を

 区地域政策課では「会議のメンバーには区民という意識を持ってもらえた。『中央区』という意識を広げるきっかけづくりになったのでは」とこれまでを振り返る。区民会議の任期は2年のため、7月からは新体制で第2期がスタートする。「区ビジョンの内容をどう実現するか、これからが大事な時期」と同課。今後は区民の参加意識が必要となるため、区でも区民を巻き込む場を創出していく予定。

 区ビジョンは今後市がとりまとめ、5・6月にパブリックコメントを募集。7月に政策決定する。
 

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