神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

加工食品も放射能検査 厳正基準もとに市民の不安解消図る

公開:2012年4月26日

  • LINE
  • hatena
検査するゲルマニウム半導体検出器
検査するゲルマニウム半導体検出器

 国が定める食品衛生法の改定で、市販の加工食品にも放射性物質の基準値が盛り込まれたことから、相模原市は今月より、独自の検査を行っている。年度内には結果をまとめ、食品衛生の計画づくりに活かしていく考えだ。

 新基準値に伴い、検査対象は飲料水や牛乳、乳幼児食品、一般食品の4つに区分され、かつ今年4月以降の生産品に限定された。市は12日のセシウム検査で飲料水、乳飲料などを検査し、どれも不検出と発表した。

 従来、放射性物質が暫定基準値に満たない食品は、健康に害がないものと考えられていた。しかし、食品の安全性を高めるねらいで、厚労省が今年度より加工食品にも放射性物質の厳しい新基準を設けたことから、市民の不安解消に向け、市は独自検査の実施に踏み切った。実際、飲料水の場合、以前は200ベクレルだった放射性物質の規制値が、今回から10ベクレルになるなど、厳しく定めている。

 不適格な食品を製造した加工業者には行政処分が下る可能性があるため、県内でも検査に慎重になる自治体が少なくない。加えて、市販の食品でも原材料の特定が難しく、業者の責任を追及しにくいという。そこで市は、市場に数多く出回っている一般食品についても、市内のスーパーで抜き取り調査を行うなどして、さらに監視の目を強める方針だ。

 市は一カ月に4品、来春までに60品の検体を検査する予定。結果は各回ごとに市HPで発表される。
 

さがみはら中央区版のトップニュース最新6

障害者へ「合理的配慮」

障害者へ「合理的配慮」

民間義務化も周知に課題

4月25日

4日、5日に大凧まつり

4日、5日に大凧まつり

本番向け、準備着々

4月25日

過去最多53万人来場

市民桜まつり

過去最多53万人来場

市制70周年 華やかに彩る

4月18日

20%還元 6月3日開始

相模原市

20%還元 6月3日開始

スマホ苦手派に説明会も

4月18日

市内全区で上昇率拡大

地価公示

市内全区で上昇率拡大

リニアと駅近で住宅需要増

4月11日

障害者支援の窓口開設

障害者支援の窓口開設

区内初「キーステーション」

4月11日

相模原市のご葬儀

ニーズに応じた家族葬プランをご用意

https://ceremonyhouse.jp

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook