上溝シャンソンを復活する会(清水紳一朗会長)はこのほど、復活した歌に乗せて盆踊りを踊るシャンソンガールたちのお揃いの着物をあつらえた。同会では5月から、上溝地区内の各自治会を巡回して踊りと着物を披露しており、上溝夏祭りや各自治会のお祭りに合わせて、地域に浸透させたい考えだ。
新調された着物は白地。上溝シャンソンの歌詞に登場する照手姫伝説のお姫様をイメージして、”ぽっくり”や桜などの和柄が散らされている。着物を染め上げた(株)大橋(厚木市)の金澤平代表取締役は「すっきりとしてしつこくない。踊りの着物にしては珍しく上品な仕上がり」と話す。シャンソンガールたちは今後、この着物を着用して踊りを披露する。上溝夏祭り(7月28・29日開催)でもステージ上で踊る予定だ。
上溝全体に広がれ
同会は、上溝に市場が開設された昭和初期の様子や名所旧跡を歌詞に盛り込んだ「上溝シャンソン」を現代に復活させて、地域の交流に一役買おうと昨年から活動を続けている。地元の歌として愛着を持ってもらえるようにと歌は盆踊り調にアレンジ、覚えやすい振付を加えた。
地域の夏祭りでの定着を目指しており、5月から練習会と称して上溝の各自治会を巡回し、踊りを披露している。「みんなで覚えて広めてほしい。上溝全体で踊れるようになれば」と清水会長は期待を込める。9日に行われた石住自治会の練習会には約40人が参加。シャンソンガールが振りを指導すると、参加者らはすぐ踊れるようになり、「意外とわかりやすい。相模原市民音頭のように、ずっとつなげていける音頭なのでは」と好評だった。夏本番には、地元の歌に乗せて幅広い世代が踊る姿を見られそうだ。
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