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中学校給食 利用者増へブログ開設 健康面・美味しさを周知

教育

公開:2012年9月20日

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(上)給食ブログの画面(下)地産品も積極的に使用
(上)給食ブログの画面(下)地産品も積極的に使用

 市教育委員会は9月、市内30の中学校が弁当持参との選択制で導入したデリバリー方式の学校給食を紹介する「相模原市中学校給食ブログ」を開設した。同方式は、民間業者が自社で調理した給食を個別のランチボックスに入れて、各学校に配送する仕組み。ブログでは、実際の給食写真を掲載し、中学校給食担当の栄養士らがメニューを紹介する。生徒の健康を考え、実施する中学校給食。ブログ開設は同方式の給食利用者拡大の一手となりそうだ。

 同ブログは、「子どもたちがどんな給食を食べているのかを見たい」という保護者の声に応えて開設された。市PTA連絡協議会からも「(ランチボックスに入った状態の)実際の給食の写真を見られるようにすべきでは」という指摘があった。ブログではメニューを考案する栄養士らが、毎日発信。実物の写真、食材、総カロリーのほか、おかずのポイントや食材名の由来などを伝えている。さらには、緑が丘中学校での給食試食会の様子を紹介するといった、中学校給食の「今」を発信している。

 市内の中学校では、給食センター方式で学校給食を行う城山・津久井地区の7校を除き、生徒へ牛乳のみを提供するミルク給食を長年行ってきた。しかし、栄養過多や肥満症など、生活習慣病等に配慮し、2010・11年度の2カ年をかけ、デリバリーによる完全給食を開始(前述の7校除く)。インターネットの専用ページから、保護者は一日単位で直接注文できるように。「お弁当だと、子どもの好きな物ばかり、入れてしまいがちになるのでありがたい」という声があがる。

 その一方で、同方式は調理から生徒の手元に届くまで、約2時間かかる学校もあり、おかずは冷めて配達される。そのため、給食センターの温かい小学校給食に慣れた生徒からは、導入当初戸惑いがあり、「美味しくない」という噂も広がった。その影響から、利用率は約50%に留まっている。

 こうしたマイナスイメージを払拭するため、市では冷めても美味しいメニューの研究を進めるほか、中学校校長らによる検食も毎日行う。力を入れるのは美味しい給食の提供だ。今後、生徒発案のメニューを取り入れるなど、新たな試みも予定。随時ブログに掲載し、周知に努めていく。
 

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