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宇宙科学研究会 地元企業の商機探る 技術力の向上にも注力

経済

公開:2012年11月8日

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第一回は火星飛行機の研究を学ぶ
第一回は火星飛行機の研究を学ぶ

 JAXA宇宙科学研究所(以下、宇宙研)とモノづくり企業の連携を目指す「宇宙科学研究会」が11月1日、発足した。宇宙研が企業に最先端の研究や技術動向の現状を伝えることで、参加企業の技術力を宇宙研の研究開発に活かすことが目的。地元企業に新たな商機が生まれる可能性もある。

 同研究会は、市や(公財)相模原市産業振興財団などが企画を担う南西フォーラム(事務局=さがみはら産業創造センター)の分科会として設立。宇宙研の若手研究者らを講師に招き、研究内容の発表を通じて、参加企業の宇宙開発への理解と関心を深める。さらに、研究を進めるうえで必要な技術についても伝えられる。

 同研究会の立ち上げは、昨年10月に開催された東京国際航空宇宙産業展に宇宙研と市内企業が相模原ブースとして共同出展した際に浮上。今年9月の同フォーラムで、宇宙産業へのビジネス参入をテーマにしたところ、参加企業から上がった「もっと学びたい」という声も設立を後押しした。

 同研究会の活動について、市産業振興財団は、すぐにビジネスに結び付くことは難しいとしたうえで、「宇宙開発のニーズを知ることで、企業は自社の技術が活かせるかを判断できるはず」と話した。

 宇宙研にとってもメリットはある。都内近郊に取引先が多いため、研究に必要な機材の発注の際、地元企業を活用できれば納期短縮も期待できる。

 11月29日(木)に行う1回目の活動には、定員50人のところ、市内の製造業を中心に、すでに29人が参加の意思を示した(11月2日現在)。宇宙研と企業を繋ぐ商談会も検討中。参加を予定する市内製造業者は、「宇宙の仕事は、企業イメージや社員のモチベーションのアップにつながる」と話す一方で、「一時のブームではなく、継続して開催してもらうことが重要」と課題も挙げた。
 

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