初のメガソーラー 発電来年度から 事業者はノジマ 市と協働
市が構想している、メガソーラーシステム(大規模太陽光発電装置)の取り組みを行う事業者がこのほど決定した。公募により審査が行われた結果、家電量販店チェーンを経営する、(株)ノジマ(本店/中央区横山)による事業案が最優秀企画として選ばれた。この発電システム導入は代表者のノジマだけでなく、共同体として実施される予定で、他の構成企業にはパナソニックESエンジニアリング(株)(大阪府)と朝日建設(株)(中央区淵野辺)が名を連ねている。
現在、企業や全国の自治体で導入の動きがあるメガソーラーシステム。これは出力規模1000kW(キロワット)(1メガワット)以上の発電装置のことを指し、今回、建設が実現すれば市内初となる。
候補地は、市営峰山霊園向かいの市一般廃棄物最終処分場(南区麻溝台)。ゴミ焼却の過程で出た物質を、処理している施設だ。埋め立てがすでに完了している約26000平方メートルの土地に太陽光パネルが設置される。1・9メガワットの発電規模になるという。
今回の公募には、市内の5事業者を含む、17の事業者から応募があった。先月末には外部有識者からなる選定委員会による審査会を開催。「設備的な安全性」「事業者自身(企業)の安定性」「環境教育への有効利用」などの要素が審議され、(株)ノジマによる案が最も高い評価を受けた。
企画提案書は非公開のため、提示された導入費用は不明。これらの共同体と市が協働で、事業の実施・運営を担っていく。発電された電力は売電される予定。市の担当課によると、工事は来年8月頃を目途に着工されるとのこと。2013年度中には完成させ、発電を開始したいとしている。
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