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地域ぐるみで高齢者守れ 星が丘にシルバー110番

公開:2013年10月3日

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包括支援センターでの相談模様
包括支援センターでの相談模様

 区内星が丘地区ではこのほど、同地区自治会連合会(竹田幹夫会長)と同地域包括支援センター、市立星が丘小学校PTA(島根裕志会長)が協力し、高齢者を地域ぐるみで見守るため、シルバー110番(仮称)の設置に乗り出した。市内でも珍しい取り組みで、地域の高齢者の孤立を防ぐのが狙いだ。

 シルバー110番(仮称)とは、子どもがトイレを借りたい時や不審者に遭遇した時など困った時に駆け込むことができる「こども110番の家」の高齢者版。現時点では、シルバー110番の看板掲示の協力を、地区内300戸から得られる見通しが立っている。看板が掲げられた家は、困っている高齢者に地域包括支援センターや民生委員の連絡先を伝え、両者の仲介役を担う。取り組みを通して同センターや民生委員の存在を広く知ってもらう目的もある。

 少子高齢化が社会問題として叫ばれる中、同地区でも近年、住民の高齢化が深刻化。星が丘公民館区の人口に占める65歳以上の割合は22・4%(2013年4月1日時点)。高齢者の相談窓口である同センターには、高齢者に関する案件が月に600件ほど寄せられるという。「暑いのに近所の高齢者の家の窓が閉め切られたままで心配だ」といった相談などさまざまだ。

 シルバー110番の設置をめぐっては、地域での高齢者の見守りについて話し合う地域ケア会議で「こども110番」のような存在を高齢者向けに立ち上げる案が浮上。数回にわたり話し合いの場が持たれたが、相談役のボランティアの負担や、個人情報の扱いなどの問題があがったため、停滞していた。

 そこで、自治会に協力を要請し、ボランティアだけでなく、自治会の役員や民生委員経験者らの賛同を得た。加えて基本的役割を限定しシルバー110番を引き受ける側の負担を軽減。参加しやすい仕組みが整い、設置に向け動き出した。

 今後は仮称であるシルバー110番の名称を星が丘小学校の児童や地域住民から募集する。同校から名称を募ることで、取り組みを子どもたちに周知するのと同時に、その親世代、地域全体へと広げていく。年度内には看板を完成させ、来春の設置をめざす。
 

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