路上喫煙防止条例 指導件数が半数以下に 施行1年 更なる周知を
相模原市の「相模原市路上喫煙の防止に関する条例」が10月で施行1年を迎えた。同条例の導入により、施行当初、該当喫煙者への指導は一カ月あたり1000件を超えていたが、今年9月には400件以下に減少したという。市では引き続き自治会などと協力しながら、条例の周知に向けて活動を続ける。
市民の安全・安心の確保を図り、生活環境を向上させることを目的に制定された同条例。市の委嘱を受けた路上喫煙防止指導員が巡回し、市内全16駅やその周辺施設の外周道路などで喫煙しないように促している。特にJR相模原駅・橋本駅・相模大野駅周辺は重点地区とし、今年4月から違反者には2千円の過料が適用されている。
市によると、同条例が施行された昨年10月には指導件数が1000件を超えていたが、今年9月には400件を下回った。市は、条例施行に一定の効果があったとみている。
一方で、この間、同条例を知らない、禁止地区がどこかわからないという市民の声も聞かれたため10月28日には、更なる周知・啓発に向けて小田急相模原駅周辺でキャンペーンを行った。商業施設・ペアナードオダサガの開業で禁止区域の変更があったことも含め、「路上喫煙防止」「ポイ捨て禁止」「放置自転車の防止」を啓発。市職員・自治会員などが道行く人々にチラシを配った。同様のキャンペーンを11月28日まで市内各駅で順次行うという。市では今後も喫煙者の理解を得ながら、自治会などと連携し、条例周知に努めていく。
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