はやぶさ2 機体公開 打ち上げに向け 準備着々
今年度内の打ち上げを予定している小惑星探査機「はやぶさ2」の機体がこのほど、JAXA相模原キャンパスで報道陣に公開された。同機は今後、種子島宇宙センターに運ばれ、最終チェックを受ける。市や「はやぶさ」ゆかりの淵野辺の商店街ではイベントを通じ、街を挙げて打ち上げの成功を応援していく方針だ。
「はやぶさ2」は、小惑星イトカワの微粒子を採取して2010年に帰還を果たした「はやぶさ」の後継機。同プロジェクトは「はやぶさ」の経験を生かすとともに、太陽系の起源と進化を解明するカギとなる有機物の採取を目的にC型小惑星「1999 JU3」をめざす。2020年末の帰還を予定している。
公開された「はやぶさ2」は高さ1・0m、横幅1・6m、奥行き1・4mで質量600kg。地表に人工的にクレーターを作り、そこから物質を採取するのが特徴とされる。
年末を予定としている「はやぶさ2」の打ち上げについて、相模原市では今後、潤水都市さがみはらフェスタなどでコーナーや講演会などを設け、さらなる周知を図る考え。「宇宙に一番近いまち」を掲げて街づくりを進める淵野辺の商店街「にこにこ星ふちのべ協同組合」でも、10月のハロウィンやサンマ祭りの中で配布物を通じて打ち上げを後押ししていく予定。植田憲司理事長は「淵野辺を挙げて、応援したい」と意気込みを見せる。
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