2015年の年頭にあたり、本紙は佐藤浩三中央区長との新春対談を企画。昨年4月の就任から9カ月あまり、昨年を振り返っての感想や、本年の区政、まちづくりについての展望、抱負等について聞いた。(聞き手/さがみはら中央区編集室・船山福憲)
――就任後の取り組みや、昨年を振り返っての感想をお聞かせ下さい。
「昨年は、市制の施行から60年、中央区が誕生して5年という、大きな節目の年でした。その中で2人目の区長に就任したわけですが、今までの区民の皆さまの取り組みを継続・発展させるため、区民会議やまちづくり会議でつくりあげられた区のビジョンをしっかりと実現する、自分はそんな役割を担っているのだと考えています。そのためには地域にとにかく足を運んで、いろいろなご意見を伺う。伺う中で、各地区の課題や可能性を探るには、さまざまな立場からなる横の連携をいっそう強化するのが効果的ではないかと考え、「中央区 安心・安全と夢・希望のプロジェクト」というのを立ち上げさせてもらいました。これは、私の職員としての経験や、自治会などの地域活動団体、市民活動団体との関係も生かし、防犯・交通安全、福祉・健康、文化・教育・スポーツ、商業・イベント、魅力発信の5つの個別プロジェクトに実行委員を組織したもので、各種メディアにも加わってもらった広報宣伝部と共に、区ビジョン実現化に向けてステップを進めています。それから区民会議では、11月に拡大会議を開催し、区民や地域の連携、協力による魅力あるまちづくりをテーマに活発な意見交換をすることができました。日々新たな取り組みで、あっという間にここまで来たというのが実感です」
――本年の区政、まちづくりについて展望、抱負を聞かせて下さい。
「先にお話した中央区の新プロジェクトが、今年はいよいよ実行段階に入っていきます。プロジェクト間、地域間、団体間の連携がさらに強まり、これまでにない新たな展開となることに、たいへん期待感を持っているところです。これらの事業が円滑に展開するよう、区役所としてできる限りのサポートができるよう頑張っていきます。こうしたことにより、相模原市の発展に向けた大規模プロジェクト、例えば相模総合補給廠の17ha返還後のまちづくり、小田急多摩線の延伸などの事業の進展に寄与していきたいと考えるところです」
――新年にあたって、読者へのメッセージをお願いします。
「相模原市は広域交流拠点として、今後も持続性を持って発展していく都市です。その中で区役所が果たすべき役割をしっかりと果たしながら、誰もが安全で安心して暮らせる社会、明るく希望にあふれる未来の実現に向けて着実に仕事をしていきたいと考えます。それには、区民の皆さまや、さまざまな活動団体、企業の理解、協力と支援をいただき、市民、企業、行政が同じ目標を共有しながら、協働して行政運営を進めることが重要であると思います。区役所は、商店街振興、地域活性化イベント等の事務も所管するようになりました。機能が強化されていく中で、区役所職員が一丸となって努めていくことが、やはり大切なことだと思います。区民の皆さまが、今より少しでも幸せな明日を実感してもらうこと、それが我々の仕事のやりがいですし、区民の皆さまには、引き続き市政、区政への理解と協力をお願いするところです。本年が皆さまにとって良い一年となりますよう、心からお祈り申し上げます」
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