神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

十種競技80歳代の部 石川さん日本新で優勝 今夏 渡仏し世界選手権

社会

公開:2015年6月11日

  • LINE
  • hatena
優勝メダルと盾を手に笑顔
優勝メダルと盾を手に笑顔

 5月に静岡県・草薙陸上競技場で行われた第26回全日本マスターズ混成陸上競技選手権大会の「十種競技」80歳代の部で、陽光台在住の石川信夫さん(80)が日本新記録で優勝し、優秀選手賞に輝いた。8月には、フランスのリヨンで開催されるマスターズ世界選手権大会へ出場する。

 「十種競技」は短・中・長距離走、跳躍、投てきなど10種類の種目の合計ポイントで順位が決まる競技。オールラウンダーとして全ての種目で好成績を残さなくてはならないため、同競技の覇者は「キング・オブ・アスリート」とも呼ばれる。

 今大会で石川さんは、得意の走り高跳びや槍投げなどで着実にポイントを重ね、80歳代の部で日本記録を塗り替えての栄誉。75歳代の部で出場していた時代より、総合ポイントも向上した。

 過去に国内大会で5連覇を達成するなど「鉄人」の異名を持つその力は、80歳の今も健在だった。

 一方で「砲丸投げや円盤投げで失敗したため、満足はしていない」と石川さん。今回は通過点に過ぎず、あくまでも目標は「8月にフランスのリヨンで開催される世界選手権での金メダル獲得」と前を見つめる。

 石川さんが世界選手権の金メダルにこだわるのには理由がある。4年前のアメリカ・カリフォルニア州サクラメント市で開催された世界選手権。ハードル競技で足を引っ掛け転倒。世界で銀メダルこそ獲得したものの「あと少しだった」という思いが強い。

 石川さんは「あの日から、忘れ物をしてしまったという気持ちで、フランス大会に向けて練習してきました。今度こそ、金メダルを持ち帰ります」と意気込む。

 練習では、家の庭にロープを吊るすなど、工夫を凝らす。今年から始めた棒高跳びにも手応えを感じている。子どもたちの陸上練習にも付き合うほか、毎朝108回の腹筋練習は日課だ。本番まであと少し。生涯現役で忘れ物を取りに行く。

さがみはら中央区版のトップニュース最新6

障害者へ「合理的配慮」

障害者へ「合理的配慮」

民間義務化も周知に課題

4月25日

4日、5日に大凧まつり

4日、5日に大凧まつり

本番向け、準備着々

4月25日

過去最多53万人来場

市民桜まつり

過去最多53万人来場

市制70周年 華やかに彩る

4月18日

20%還元 6月3日開始

相模原市

20%還元 6月3日開始

スマホ苦手派に説明会も

4月18日

市内全区で上昇率拡大

地価公示

市内全区で上昇率拡大

リニアと駅近で住宅需要増

4月11日

障害者支援の窓口開設

障害者支援の窓口開設

区内初「キーステーション」

4月11日

相模原市のご葬儀

ニーズに応じた家族葬プランをご用意

https://ceremonyhouse.jp

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月1日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook