相模女子大学(南区文京)メディア情報学科の学生5人が授業の一環でこのほど、ラジオ番組を制作した。企画立案から収録、編集までを行い完成した30分番組が今月末、地元のラジオ会社「(株)エフエムさがみ」の番組内で放送される。
この取組みは同学科3年生を対象にした「地域社会とコミュニケーション」の授業として、地域メディアの役割や意味を学ぶ目的で今年度から開始。履修した学生5人が昨年9月からラジオ番組制作に着手した。
はじめに行ったテーマ決めでは、「地元で行っている朝市」や「相模原の散歩コース」など様々な案があがる中、「学生らしいもの、万人受けするもの」などの理由から、今回は「学食」を取り上げることに。学食を一般に開放している周辺の大学に取材を申し込み、淵野辺にキャンパスを構える青山学院大学に決定。5人は「出演チーム」と「録音チーム」に分かれて、取材、録音、編集を進めていった。
プロ目線でアドバイス
授業を進めるにあたり昨年春、番組制作の指導や作品への講評をエフエムさがみに依頼。3回目の授業で講師として指導を仰ぎ、15回目の授業で作品に対しての講評をもらった。2月9日には、現地収録分の前後のトークとして同社社員が聞き手となり、今回制作に携わった高村知佳さんと小川絵里佳さんの2人が出演。制作した際の感想や今後の抱負などを語った。
今回、番組制作のアドバイスにあたった同社の三上寛さんは、「導入部分や音の入れ方など構成が工夫されていて良かった」と評価する一方、「ラジオはイメージの世界。イメージは無限なので、その場の臨場感を出せるよう、より具体的な言葉で表現できると良いのでは」と講評していた。
放送は、2月24日(金)午後7時から「ラジオホール839」の中で。2月26日(日)の午後11時からも再放送される。
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