さがみはら中央区版 掲載号:2017年12月21日号
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中央区在住浅沼さん 難病に負けず「子ども支援」 チーム結成、法人化も

社会

笑顔で湯切りを教える浅沼さん=市社会福祉協議会提供
笑顔で湯切りを教える浅沼さん=市社会福祉協議会提供
 区内でラーメン店を営んでいた浅沼一也さん(51)らで立ち上げた団体が主体となり、児童養護施設の子どもたちと交流する活動が広がりを見せている。浅沼さんは昨年、国の難病指定を受ける「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」を発病。病をきっかけに「地域の役に立ちたい」と志して活動を開始した。今後は団体の法人化を検討しており、浅沼さんは「困っている人のために活動を広げていきたい」と意気込みを見せる。

 浅沼さんの病が分かったのは昨年の夏頃。「急に痩せてきた」と不思議に思い病院を訪ねたが原因はわからず、総合病院で精密検査を受けた。その結果、全身の筋肉が弱まっていく進行性の難病・ALSの罹患が発覚。ショックを受けた浅沼さんは、その後2週間程ふさぎ込んだが「くよくよしても仕方ない。残りの人生は地元のために活動しよう」と決断。同級生で社会福祉が専門の大学教授に相談すると、それをきっかけに市社会福祉協議会(社協)や他の同級生などが集い、地域のために活動する任意団体「チーム浅沼屋 for ALS」が結成された。

 浅沼さんには「子どもとかかわる活動がしたい」という方針があったため、結成後、社協のメンバーらとともに様々な事情により自宅で暮らせない子どもたちが生活する相模原南児童ホーム(南区新戸)を見学。そこで「施設の子どもは外の大人と交流する機会が少ない」という課題を抱えていることを知り、活動の内容を着想。自身が創業し現在は長男が店主を務める店舗へ子どもたちを招き、ラーメンを食べながら親睦を深める形に行き着いた。

 今年9月には第1回目を開催。参加した同ホームで暮らす児童10人に厨房で自慢の一杯を振る舞った。中にはその味に感動し「ラーメン屋さんになりたい」という児童もおり、浅沼さんは「自分の味で子どもが喜んでくれるのが一番嬉しかった」と手応えを得たという。

 その後チームは、同様の活動を続けるほか、障害をテーマとした行事でラーメンを振る舞うなど活動の場を広げている。ただ、現在の活動資金は同級生からの寄付が中心で、補助金などを受けるために法人化する必要があるとしている。

 病の発覚から1年半が経過し、足の骨が浮き上がる程体が痩せてしまった浅沼さんだが「小さなことですが、同じ病に苦しんでいる人を勇気づけるためにも活動を続けていきたい」と笑顔で話した。活動に関する問合せは市社協【電話】042・786・6181へ。

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