日本経済新聞社・産業地域研究所発行の雑誌が実施した「大学の地域貢献度ランキング」において、全国の女子大で1位を獲得している相模女子大学(南区文京)に3月、「夢をかなえるセンター」と名付けられた新施設が誕生した。課外活動などを含めた学生の「キャリア形成」をサポートするとともに、地域との連携拠点の役割も担う。
相模女子大学では、全ての学科・学年の学生が参加できる独自の課外活動プログラム「マーガレットスタディ」を展開している。これまでには、産官学連携活動として、企業などと連携したスイーツやメニューづくり、プロジェクト活動として海外に子ども用車椅子を届けたり、被災地を訪問して復興支援活動をしたりと、積極的に課外活動を行ってきた。また、農業体験や職業体験を通じ、地域が抱える課題について考え、解決方策などを提案することにも取り組んでいる。
しかし、同学内には総合的に課外活動を支える拠点がなかったことから、学生のさらなる「キャリア形成」を支援するため、夢をかなえるセンターを3月に設置。この4月から本格的に運用が開始された。
多様な利用シーン想定
同センターは連携教育推進課、就職支援課、生涯学修支援課からなり、学生が授業以外でも主体的に学ぶことのできる環境づくりを目指していく。また、地域とつながり、地域で学ぶことをサポートするため、学生と地域をつなぐ役割も担う。
ホールやカフェテリアなど打ち合わせに使える施設を有するほか、今後は地域に住む住民向けのシンポジウムなども随時開催していく予定。若い女性ならではの意見や目線、発想力を必要とする企業や団体、地域自治体などとのマッチングの窓口にもなる。
同センターの有田雅一部長は「学生の夢をかなえるという意味もありますが、それだけでなく地域に門戸を広げ、地域の人々の夢をかなえることにも役立つ施設にしていきたい」と話している。
学生との連携や協力などについて問合せは同センター【電話】042・813・5080へ。
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