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発達障害、カードで支援 市民理解促すツールに

社会

公開:2018年6月14日

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イラストを使いながら、内容はできるだけシンプルにすることでわかりやすくしたというカードの表紙
イラストを使いながら、内容はできるだけシンプルにすることでわかりやすくしたというカードの表紙

 相模原市は、発達障害がある人とその家族の生活を支援するツールとして「サポートカード」を作成し、4月から配布している。カードによって、一見、障害があるようには見られないことが多いという「発達障害」に対する市民の理解を促しつつ、当事者が協力を求めやすくするのがねらいだ。

 市発達障害支援センターを中心に作成されたこのカード。川崎市や埼玉県さいたま市で同様のカードが発行されていることをセンターの職員が聞きつけ、市内でも発達障害に対する理解の促進や当事者が外出しやすい環境づくりをめざし作成されることになった。

 作成にあたっては、自閉症やアスペルガー症候群、注意欠陥多動性障害などの発達障害のある子どもを持つ親の声を反映。乳幼児期の親からは、ヘルプマークのように、カードを見た人がすぐに「発達障害がある」と認知できるようなものを望む声があった。

 一方で、学齢期や成人期の親からは、公共交通機関などを利用する機会が多く、周囲の理解や協力が必要な場面が多いことから、障害の特性や必要なサポートを明示するものを求める声があった。これらの意見や川崎市、さいたま市の例を踏まえ市では、イラストを使うなど目を引くデザインを採用しながら発達障害のある人とない人をつなぐコミュニケーションツールとしての機能を持たせることに注力。発達障害は、病院で時間の見通しのつかないまま待つことが難しかったり、災害時に開設される避難所では周囲が気になって落ち着かないなど、その人によって様々な特性があるため、当事者一人ひとりが自身に必要なサポートをカードに記入して提示することで、協力を求められるような形にした。

 カードは、同センターのほか各区の子育て支援センターなどで配布されている。問合せは、同センター【電話】042・756・8411へ。

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