相模女子大学・同短期大学部(南区文京)が8月26日、清川村と連携と協力に関する包括協定を締結した。「新たな特産品の研究・開発」をはじめ、「教育・文化の振興」「観光振興」「村民サービス向上や地域活性化」など、多岐に渡る分野で連携を図る。
地域活性化に取り組む清川村では、2018年度に村内に「ローカルイノベーション拠点施設」を整備し、地域の食材を活用した6次産業化を研究。豊かな発想を持つ若者との連携を模索していた。一方、学生の地域活動を推進している相模女子大学も、新たな活動の場を求めており、双方の思いが一致。同年に「清川村特産品開発プロジェクト」が発足した。
すでに村の特産品を活用した食肉加工品やジェラート、レストランメニューなど、40人の学生が6つのグループに分かれて開発を進めている。これら官学の連携をより効率的に展開するため、このたび協定が結ばれた。
相互に実りあるものに
協定締結式は同大学内の「夢をかなえるセンター」で行われ、風間誠史学長、清川村の岩澤吉美村長、プロジェクトに参加している学生らが出席。岩澤村長は「特産品開発では、既に多くの学生さんに協力していただいており、熱心な取り組みに感謝しています。包括協定を結べたことで、更なる清川の振興発展につながると期待しています」と話した。風間学長は「学生が地域の方と交流することで、大学では学べない様々な事を学ぶことができる。良い関係を結び、相互に交流を深められたら」と話した。
今後は、11月に行われる同大学の学園祭で、学生が考案したメニューの試験販売を予定しているほか、ジェラートは年内、食肉加工品は2020年度以降の商品化を目指すとしている。
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