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相模原市 SDGs推進へ 研修強化 職員啓発で、普及後押し

文化

掲載号:2019年9月5日号

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カードゲームを使ってSDGsを学ぶ市職員=8月、市役所
カードゲームを使ってSDGsを学ぶ市職員=8月、市役所

 SDGs(エスディジーズ)(持続可能な開発目標)の推進に向け、相模原市の関連事業が加速している。補正予算にも事業経費を初めて盛り込むなど本格的に展開を進めており、8月には市企画政策課が主導して市職員のSDGsに対する知識向上を目的に、外部講師を招いたワークショップ形式(体験型)の職員研修を初開催。市では今後も研修による職員啓発を全市的な普及の一歩に据える構えだ。

 SDGsとは2015年に国連で採択された持続可能な開発目標のことで、17項目の目標が掲げられている。各項目は、気候変動や貧困、飢餓、教育格差、男女格差、経済成長など世界中の様々な課題に対応したもので、2030年までに全世界で達成することを目標としている。

 世界的にSDGsへの注目が高まる中、市は昨年1月の日本経済新聞によるSDGs先進度調査で、森林・河川の豊かさなどが評価され全国6位となり、首都圏では1位に。これを契機に市のSDGsに対する機運が一気に高まり、今年4月には、市長選での公約にSDGs推進を掲げていた本村賢太郎氏が新市長に就任。9月補正予算案に初めてSDGsに特化した予算を盛り込むなど、市のSDGs推進事業が盛り上がりを見せている。

 8月に行われた職員研修は、そうしたSDGsへの理解を深めるとともに、市民への効果的な普及手法を検討することを目的に開催された。研修は過去にも2回開催されたが、対象が一部の職員に限定されていたため、今回は、本格的な推進には職員全員の理解が不可欠とする考えのもと、全職員を対象に参加を受付。内容も、SDGsの概要を知るための講義形式から刷新し、ゲームを通して理解を深めるワークショップ形式に改めた。

 そうした中、当日は部署や役職が異なる職員32人が参加。理念的で難しいと認識されがちなSDGsについて、職員が楽しみながら理解できるよう、今回は自治体として初めて「うんこ漢字ドリル」の出版社の社員を講師に招き、同社が制作した「うんこ先生と学ぶSDGs入門」というカードゲームを使って進められた。

 これは、循環型社会を疑似体験できるゲームで、限りある資源を再生しながら有効に使い、SDGsの理解を深めることを目的としている。職員らは、各グループで無理のない資源の使い方を模索しながら、循環型社会を構築していった。

 ゲーム後、参加者からは、「SDGsの理念を楽しく学べるとても有意義なワークショップだった」、「今後、市民や子どもたちへのSDGsの普及に活用していきたい」といった声が聞かれた。

 主催した同課は、体験することによる理解の浸透に手応えを感じており、今後も対象者を入れ替えながら継続的に研修を実施する予定。研修を重ねながら、職員全員の意識啓発に努めたい考えだ。

市民周知にも活用

 同課では、今回使用したカードゲームを市内の小中学校でも実施していきたい考えで、市民レベルでのSDGsの普及促進につなげていく。同課は、「調査では6位と高評価だったが、実際にはまだまだ市全体の理解が十分でないと感じている。市民フォーラムの開催や祭りへのブース出展など様々な啓発活動に努め、まずはSDGsを知ってもらうことから始めたい」と話している。

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