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「脱プラ」小山から発信 野菜の裸売りで、まず一歩

社会

掲載号:2019年10月10日号

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裸売りされる地場野菜の数々=提供写真
裸売りされる地場野菜の数々=提供写真

 海洋汚染など深刻な環境問題を引き起こすプラスチックごみを削減するため、小山地区で実施されている地場野菜などの販売会「Vege(ベジ)テラス」で9月から、野菜のビニール包装を廃止し、裸売りする「脱プラスチック」の取り組みが始まった。併せて、これまでビニール製だったレジ袋も再利用した紙袋へと転換。利用者の評価も上々で、小山地区を起点に「脱プラ」の取り組みが市内に広まることが期待される。

 総合相模更生病院や介護事業所、農家などが運営委員会となり、同院の一角で毎月開催している販売会。地元農家が育てた野菜や、作業所の子どもたちの手作りアクセサリーなどを販売している。

 「脱プラ」へ意識が傾いたのは半年ほど前。運営メンバーの一人が、ウミガメの体内から大量のプラスチックごみが出てくる映像を目にしたのがきっかけだ。毎日のように使うプラスチックがもたらす弊害にショックを受け、販売会の中で可能な範囲で「脱プラ」に取り組むことを決意した。すぐに他のメンバーに販売時の脱プラ化を提案すると全員が快諾。ビニール包装を除いた裸売りから始めることとした。

 「脱プラ」にあたり事前にSNSなどで告知。9月27日の販売会当日は、朝からメンバーが野菜一つひとつをざるに並べ、開始に備えた。定刻とともに、いつものように多くの買い物客が訪れると、戸惑う様子もなく野菜を手に取る姿が見られた。「脱プラ」の一歩となる試みを終えてメンバーの一人は、「裸売りに疑問を持つ方がいれば分かってもらえるまで伝える覚悟だったが、思いの外皆さん自然な様子で買い物していた」と声を弾ませた。

「まずは慣れること」

 販売会では野菜の裸売りで「脱プラ」を実現したほか、メンバーの家庭で使わないまま保管されていた紙袋を持ち寄り、レジ袋として代用。土が付いた野菜は新聞紙で包むなど、知恵を出し合った。買い物客も「昔の買い方に戻ったみたいで楽しい」、「今日のためにエコバッグを持ってきた」と話し、笑顔を浮かべた。

 国ではレジ袋の有料化に向け検討を進めているほか、企業でも随時紙袋に切り替えるなど「脱プラ」の動きが見られるが、市内では目立った動きはない。同会では「一度便利を知った以上、与える側も買う側も脱プラに慣れないといけない。一人でも多くの方と目標を共にするため小山から動きます」と力強く宣言した。今後は自治会の祭りなどにも出店し「脱プラ」を広めていく予定だ。

 次回の販売会は、10月25日(金)の午前10時から同院で開催される。

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