神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

相模原市 「パートナー制度」4月導入 性的少数者への理解促進

社会

公開:2020年3月19日

  • X
  • LINE
  • hatena
宣誓書受領証(A4)のイメージ=市ホームページより
宣誓書受領証(A4)のイメージ=市ホームページより

 市は4月1日から、LGBTなど性的少数者のカップルを公的に認める「相模原市パートナーシップ宣誓制度」を開始する。当事者の自分らしい生き方を後押しすると共に、性の多様性についての社会的な理解促進などをめざす。

 この制度は、一方または双方が性的少数者で、定められた要件を満たしている二人に、互いが人生のパートナーであるという宣誓書を提出してもらい、それに対して市が受領証と受領証カードを交付することで公的に認めるというもの。婚姻のような法的な効力はないが、単身者向け住宅以外の入居の場合、これまで「夫婦(婚約者、内縁関係を含む)又は親子を主体とした家族であること」が条件とされていた市営住宅の入居者資格が認められるほか、民間企業によっては保険の受け取りや携帯電話の家族向け割引サービスなどが可能になる場合もある。

 相模原市は、2018年9月の市議会定例会議で同性パートナーシップの公的承認導入を求める陳情が全会一致で採択されたことを機に、制度の創設に舵を切った。昨年9月に、導入に向け制度の骨子案についてホームページで市民の意見を募集。当事者や支援団体からも意見を聴いたうえで、検討を重ねてきた。

 他の制度との整合性を図るため、条例に次ぐ位置づけとなる「規則」として運用を定め、今年2月に公布した。「性の多様性を理解し、受け入れる社会にしていくことが必要。制度を導入することで性的少数者の周囲にいる方々の理解につながれば、当事者の自分らしい生き方の後押しができる。互いの人権を尊重する共生社会の実現を推進していきたい」と同課は話す。他の自治体へ転居する場合は受領書を市に返還する。都市間での相互利用については、「制度内容の違いなど問題はあるが、近隣自治体と手続きを簡略化するなど連携は検討していく」としている。

 3月18日から宣誓の予約受け付けを開始。宣誓や受領証などの交付は4月1日(水)から始める。

 受付方法など詳細は同課【電話】042・769・8205へ。
 

角田裕毅選手を応援しよう!

凱旋レース・日本グランプリを戦う地元出身のF1ドライバー角田裕毅選手を応援しましょう

https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kankou/sports/hometown/index.html

<PR>

さがみはら中央区版のトップニュース最新6

政令市で「標準化」遅れ

自治体基幹業務システム

政令市で「標準化」遅れ

相模原市「間に合わずか」

3月14日

3階級制覇し凱旋

ボクシング中谷選手

3階級制覇し凱旋

市長、ファンらに快挙報告

3月14日

車椅子ロボで階段昇降

市内企業

車椅子ロボで階段昇降

世界初、市販化へ実証実験

3月7日

市民のスマホで道路保全

カメラと揺れで陥没を感知

市民のスマホで道路保全

カヤバなど市内で実証実験

3月7日

「相模原市の100年」発刊

「相模原市の100年」発刊

思い出の情景写真600枚

2月29日

能登の教訓を相模原に

市緊急消防援助隊

能登の教訓を相模原に

36日間 計221人を派遣

2月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

相模湖湖畔で春を満喫

ふれあい自然塾

相模湖湖畔で春を満喫 中央区文化高齢者

桜の名所を散策、新施設見学も

3月30日~3月30日

さがみはら中央区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook