攻め続けた1年 ノジマ相模原ライズ ファイナル敗退
日本社会人アメリカンフットボールXリーグファイナルで、地元・ノジマ相模原ライズは4日、富士通に3―38で敗れた。ファイナル進出まで上り詰めたライズは、決勝を前に涙を呑んだ。
昇格1年目のジャパンXボウル(リーグ優勝決定戦)進出はならなかった。富士通戦は選手の固さから、序盤にミスを連発。第2クォーターで相手攻撃をしのぎ、後半で巻き返す展開を描いた須永恭通ヘッドコーチの思惑とは裏腹に、強力な攻撃陣を誇る富士通の勢いを止められず。須永ヘッドは「ミスを修正できなかった」と振り返った。
試合後、立ち尽くす選手たちに「実力以上を出せたシーズンだった。よくやった」とねぎらった。石井光暢代表は「残念ですが、絶対にあきらめません。更なる飛躍を誓います」と話した。
来季は若手底上げを
今季は、チームがめざす「攻撃的なフットボール」を貫く姿勢で臨んだ。須永ヘッドも攻め続けることを選手たちに求めた。チーム解散からはい上がり、昇格までこぎつけた今年。そのスタイルは、支えてくれたファンに全力プレーで応えるためでもあった。敗戦からほどなくして、指揮官の目は来季へと向けられている。「選手たちは、今までの苦しさを忘れないでほしい。若手の底上げもしたい」。
来季は2月から始動予定。リーグ制覇へ向け、すでに戦いは始まっている。
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