5月30日の「ゴミゼロの日」に合わせて、市内の自治会では毎年、一斉清掃を行っている。清掃を行う自治会に話を聞くと、活動に参加することの重要性が見えてきた。
一斉清掃は毎年、各自治会がゴミゼロの日の前後の土日などを使って実施。道路、広場、集積所等を清掃している。欠かさず活動を行っている大野北地区のある自治会では「一斉清掃のタイミングで不法投棄される」とマナー違反に頭を悩ませる。さらに、自治会役員だけで活動する現状に「多くの人に参加してもらいたい」と胸の内を明かす。
清新地区の自治会でも、「テレビや消火器など、不法投棄が目立つ」という。ただ、一斉清掃については「地域に住む人が共通の目的を持って活動することは大事。キレイにしようという意識付けにもなる」と前向きだ。
さらに、区内で建築業を営む男性は「清掃活動に参加するようになって、タバコのポイ捨てができなくなった」と話しており、実際にゴミを拾う苦労を知ることが、キレイなまちづくりの第一歩になると強調する。
市では、今年から5月30日を「きれいなまちづくりの日」に制定した。その背景には「多くの市民にまちの美化について高い意識を持ってもらう」というねらいがある。捨てる側のマナーが問われる一方、自治会に加入していない人でも活動できるしくみや、周知の方法など、より多くの市民が参加可能な環境を整えたいところだ。
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