市×イオン 生活密接分野で連携強化 市内2例目 協力店も拡大
相模原市は10月23日、イオン(株)と包括連携協定を結んだ。旧イオングループ会社と2011年2月に結んだ協定を強化している点が特徴で、連携項目も増加。子育て支援など生活に密接した各種事業に協力して取り組む。
同協定を結んだことにより、これまでの連携項目が2つ増え12項目となった。主眼はイオングループで使えるWAONカードの地域活用、スポーツ振興に置かれている。カードの活用については「さがみはら潤いWAON」を新たに発行。全国どこで利用しても、0・1%が市に自動的に寄附される仕組みを立ち上げた。市事業全般の向上に間接的に投資できる仕組み。1枚300円で発行される。
スポーツ振興については、市がシティセールスの一環として、市を本拠に活動する3つのフットボールチームをPRしていく広報事業を担う。新たな試みとして、3チームをモチーフに製作されたメニュー「スリーフットボール丼」を店舗販売し、ファン獲得とチーム知名度のアップを図る。
このほか、子育て応援店事業も開始。市が行う子育て支援店にイオングループの店舗を登録したことで、粉ミルク用のお湯、おむつ替えスペースの提供が可能になった。災害時には、帰宅困難者支援や避難所への物資供給も行われる。大手企業との協定は2009年の(株)セブンイレブンジャパンおよび(株)イトーヨーカ堂との締結に次いで2例目。加山俊夫市長は「市民や企業と連携し飛躍できるまちにしたい」とし、今後も企業連携に意欲を見せている。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>