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フィリピン教育支援団体 故郷への思い胸に 台風被害の支援呼びかけ

社会

公開:2013年11月28日

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募金を市民に呼びかける内海代表(写真左)らメンバー=21日、相模大野駅
募金を市民に呼びかける内海代表(写真左)らメンバー=21日、相模大野駅

 8日にフィリピン中部で発生した台風30号の被害を受けて18日〜23日、市内在住のフィリピン人・日本人で構成するボランティア団体「ライト・オブ・ザ・ワールド」(内海苑梨代表)が相模大野駅で救援の募金活動を行った。「日本にいて何もできないのは辛い」。故郷への思いを胸に市民に協力を呼びかけた。

 募金を呼びかけた同団体は、フィリピン生まれで日本国籍を取得した内海代表が2001年に設立。翌年、フィリピン・マニラの貧民街に幼稚園を開設したのを皮切りに、貧しい子どもたちの教育支援を行っている。以降、桜まつりや国際交流フェスティバルで模擬店を出店し、同施設の運営費をまかなう。メンバーは日本人も含めて約20人。「日本の仲間の協力があるからこそ、支援活動が続けられる」と内海代表は話す。

 内海代表が被災を知ったのはテレビを見ていた時だった。来日して37年。懐かしい故郷の変わり果てた風景が映し出されていた。幸いにも、日本にいるフィリピン人メンバーの家族には被災者がいなかったためひと時は安堵したものの、すぐに仲間を集め、現地への支援に乗り出した。

子どもの温かい支援も

 相模原南警察署の許可を取り約1週間、相模大野駅で道行く人々に募金を呼びかけた。毎日交代でメンバーが募金活動に参加。寒空の下で響き渡る「ご協力お願いします」との声に道行く人々は足を止め、同団体の活動内容を聞きながら募金に協力していた。「感動したのは小さな子どもが、被災の現状を知って小銭を握りしめて来てくれたこと。気持ちを理解してもらっていて、涙が止まりませんでした」と内海さんは話す。

 同団体の活動で集まった募金は、湘南セントラルチャーチの牧師を通じて現地の教会に送られ、被災した住民のもとに届けられる予定。今後は、被害の大きかったタクロバン市の周辺の街にも支援を広げていきたい考えだ。
 

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