高尾山〜相模原愛川 IC(インターチェンジ)間、6月28日開通へ 国道の混雑が緩和
国土交通省関東地方整備局相武国道事務所は4日、圏央道・高尾山IC(八王子市)〜相模原愛川IC(厚木市)間の14・8Kmが6月28日(土)に開通すると発表した。同区間の開通で、東名高速の海老名JCT(ジャンクション)から中央道の八王子JCTを経由し、関越道の鶴ヶ島JCTまでが一本の道路で連結。圏央道と並行して走る国道16号線や国道129号線など、周辺道路の混雑緩和が期待される。
圏央道の総延長は約300Kmで、これまでに約170Kmが開通。このうち、さがみ縦貫道路と呼ばれる茅ヶ崎JCT〜高尾山ICの都県境までの区間においては「茅ヶ崎JCT〜寒川北IC」区間、「東名高速の海老名JCT〜相模原愛川IC」区間が開通済み。
同事務所によれば、東名、中央、関越がつながる今回の開通で周辺道路の混雑が緩和されるほか、都心部などで災害や事故が発生し、一部区間の不通があった場合でも、圏央道が非常時の迂回機能の役割を果たすという。圏央道の整備で輸送コストが低減され、物流施設や工場の立地も期待される。企業立地を担当する市産業政策課は、「ICができ、西や北へも行きやすくなることで、工場移転の相談は増えている」と話す。
市内では、今年度中の供用開始をめざして「相模原IC」(緑区川尻)の整備も進んでおり、その周辺においても川尻大島界土地区画整理内に大型スーパーや家電量販店などが入るショッピングモールの計画もある。IC整備に伴い、さらなる店舗や企業の進出が予想される。
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