横山南部3・5丁目自治会 ラジオ体操で防犯強化へ 子ども見守り、体力向上も
横山南部3・5丁目自治会(笹野賢司会長)は10月27日(月)から、星が丘小学校に通う児童の登校時の見守りを兼ねた「ラジオ体操防犯パトロール」を開始する。登校前の児童と共に、大人たちがラジオ体操を行い体力向上を図りながら、地域の防犯につなげたい考え。
同自治会は、過去10年間に及ぶ防犯活動の功績が認められ、9月に神奈川県防犯協会会長・県警本部長から防犯功労団体表彰を受賞した。これを機に、さらなる地区内の防犯強化事業を模索していたところ、県教育委員会から相模原市自治会連合会を通して、子どもの体力低下への警鐘・体力づくりの奨励と共に、「ラジオ体操実施の有無」のアンケートを要請された。従来に比べて地域でのラジオ体操の実施が減る傾向にあるとされる中、実態調査をする必要があったためだ。そこで、同自治会ではラジオ体操を利用して防犯パトロールができないかと着想。子ども・大人双方の体力づくりの促進と同時に、児童の登校時の見守りやあいさつ運動で防犯を強化する仕組みを発案した。相模原署によると、ラジオ体操を防犯活動に生かす取り組みは市内でも非常に珍しいという。
同自治会内で星が丘小学校に通う児童は約20人。自治会員らは、集団登校の集合地となる公園で登校出発時間の約10分前から子どもたちとラジオ体操を開始し、終了後、会員の一部は速やかに見守りに移る。活動は自治会内の23人で構成される「防犯パトロール班」を中心に、花籠の会(シニアクラブ)と子ども会の協力で10月27日から週3回にわたって行われる。
15日には、活動開始を前に、県教育局保健体育課によるラジオ体操の指導も行われ、新たな活動に向けて意気を合わせた。同課の話では、「自治会からの体操指導要請は初めてとのことで、継続的な実施を期待する」と意欲的だ。
活動にあたって、市の「防犯物品購入制度」を活用し、パトロール用のベストを購入。今後は活動の内容を充実させながら毎日の実地につなげ、高齢化の進むパトロール隊へ若年層を取り込みたいとしている。
活動開始を控えて笹野会長は「健康管理も含めて、地域でさらに防犯意識を高めていければ」と話した。
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