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上溝 公社跡に地元待望の公園 来春竣工 約7種の桜植樹

社会

公開:2014年11月20日

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 区内上溝の食肉公社跡地の有効活用として、来年3月「(仮称)上溝さくら公園」が新設される。地元住民からの要望もあり、同公園には四季を通して楽しめる約7種類の桜が植樹され、遊具も大小設置。地元が待ち望んだ「憩いの場」として期待されている。

 同公園は、現在のさがみはら産業創造センターと学校給食センターに隣接する形で設置される。これらを含む敷地は、2002年3月まで食肉公社として使用。公社の閉鎖後、少年らによる不法な出入りや自転車、車の放置などによって周辺環境が悪化していた。近隣住民によると、そばを通行することさえ敬遠するような状態だったという。

 こうした中、同公社跡地の有効活用として、市はこれまでさがみはら産業創造センターと学校給食センターを相次いで設置。周辺地域に公園がないことから、地元住民が強く希望していた公園の新設によって、整備が完了する。同公園は、子どもから高齢者まで幅広い世代が利用できるようさまざまな工夫が施される見通しだ。

幅広い世代の利用を

 同公園の敷地面積は、姥川沿いの散策路を含めて約2650平方メートル(約800坪)。敷地内には、ソメイヨシノやカワヅザクラなど四季を通して楽しめる桜が約7種類11本植樹される。これは地元住民からの要望によるもので、以前の暗いイメージを払しょくするねらいがある。中心には「多目的広場」を設置し、ベンチや遊具などを外周に置くことでスペースを確保。子どもから高齢者まで多くの人が遊びや軽運動を楽しめるほか、地域のイベント開催時の利用を可能にした。もともと公園の南側から北側にかけて傾斜になっていた部分の地盤には盛土。日当たりを良くするだけでなく、防犯対策として、公園外から広場を見渡せるように高低差をなくした。

 このほか、幅広い世代の利用に対応。子どもの安全面では、利用上の事故防止を目的に6歳から12歳の児童用遊具があるゾーンと3歳から遊べる遊具があるゾーンを別々に配置。そのすぐそばには、子どもたちを見守る大人が休憩できる休息エリアを設けた。散策する高齢者にも配慮し、園内はほぼバリアフリー化する計画だ。

 地元田中自治会会長の小林充明さんは「公園の新設がようやく実現した。ぜひ多くの人に利用してもらいたい」と期待を込めた。

設置される遊具のイメージ
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