市はこのほど、一般会計12月補正予算案を発表した。予算案では、小・中学校の環境整備などに約35億円を計上したほか、相模原麻溝公園競技場(南区/相模原ギオンスタジアム)の夜間照明設備の整備事業についても盛り込んでいる。
今回の予算案では、「一億総活躍社会」の実現に向けた国の補正予算による国庫支出金を活用し、小・中学校など教育施設の整備に約35億円を見込む。具体的には、田名北小や上鶴間中など市内の4つの小・中学校の屋上防水、外壁の修繕、天井の張り替えなど校舎の改造事業に約8億4000万円、中野小や上溝中など4つの小・中学校の屋内運動場(体育館)の改修事業に同じく約8億4000万円を計上している。
加えて、相模原ギオンスタジアムの夜間照明(ナイター)設備の整備事業に約10億円を計上。同所は現状、トラックの一部分に簡易的な照明があるのみで、12月の市議会定例会議で承認されれば、来年度にかけて工事が行われる予定。市担当課によると、工事期間中の一般利用については、制限の有無を含めて検討していくという。供用開始は2018年4月を予定している。
福祉施設の防犯対策も
このほか、障害者支援施設や認定こども園などの社会福祉施設への防犯対策事業に約9700万円を計上。防犯カメラや110番直結非常通報装置などの設置を予定している。ひとり親家庭に対して入学準備金および就職準備金の貸付けを行う「ひとり親家庭等自立支援事業」には、約3600万円を充てる。経済的自立に効果的な資格の取得をめざし、養成機関への通学を促していく考えだ。
今回の予算案について市担当課では「教育と福祉の分野に力を入れている」と話している。
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