自動車の運転技術や知識を競う「神奈川県自動車安全運転競技大会」が10月21日に横浜市内で行われ、相模原消防署に所属する小林俊彦さん(32・消防士長=中面に人物風土記)が最優秀賞に輝いた。同大会で市内の事業所に勤務する人が最優秀賞を受賞するのは初。小林さんは3度目の挑戦で努力が結実する形となった。
同大会は、交通安全の啓発などを目的に、車を保有する事業者などで構成される県安全運転管理者会連合会が主催して行われており、今年で46回目を迎える。各地区ブロックを勝ち上がった87人が出場し、学科、実技、点検の計1000点満点で競う。競技では中型自動車、普通自動車の2部門を設け、両者の最高得点者には最優秀賞が与えられる。
同大会には過去2回出場し、7位が最高だった小林さん。地区予選が始まる約3カ月前から学科試験の勉強を中心に準備を重ねてきた。本戦では日頃の訓練で鍛えた技能を発揮し、正確で安全な車の運転が試される実技で満点を獲得。学科、点検でもミスを最小限に抑え、991点という高得点で最優秀賞を手にした。
小林さんは現在、相模原消防署に勤務し、市内に6人しかいない特別高度救助隊「スーパーレスキューはやぶさ」の1人。東日本大震災では被災地へ派遣され、人命救助に尽力した。
小林さんは「上司をはじめ、職場の皆さんが喜んでくれるのが何より嬉しい。仕事では事故を起こさず現場へ確実に到着することが求められるので、今後も責任感を強く持って任務にあたりたい」と話した。
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