兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で3月23日(金)に開幕する第90回記念選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が16日に開かれ、7年ぶり10回目の出場となる東海大相模(南区相南)は第5日の第1試合(午前9時開始)に登場することが決まった。対戦相手は東筑(福岡)─聖光学院(福島)の勝者。選手たちは、市を代表して全国の舞台で躍動することを誓った。
同校野球部は9日、市役所を訪問し、加山俊夫市長に選抜大会への出場を報告した。加山市長は「市民の期待は大きいと思うが、努力の成果をぶつけてきてほしい」とエールを送った。小松勇輝主将は「相模原市を代表して、野球部のモットーである『アグレッシブベースボール』を全国にとどろかせたい」と力強く宣言。門馬敬治監督は「地元の皆様にしっかりと結果で恩返ししたい。優勝をめざします」と熱い口調で語った。
地域住民ら応援拠点開設
地元では同校の活躍を後押ししようと、住民らを中心に応援実行委員会(金子匡甫実行委員長)が結成された。同実行委員会は、座間市と相模原市南区の自治会や商店会などが市境を越えて一体となり設立されたもの。30年ほど前から、同校が甲子園出場を果たす度に応援事務所を開き、声援を送っている。
今年は同校近くの「さがみ循環器クリニック」の東側(南区相南)に事務所を開設。事務所開きには実行委員約60人のほか、佐藤暁南区長、大金眞人校長や門馬監督も駆けつけた。事務所内には50インチの大型テレビが設置され、選抜大会初戦の23日から決勝戦が行われる4月4日(水)まで、立ち寄った人々が一緒になって同校を応援できる。
全国優勝を果たした2011年以来、7年ぶりの春の選抜大会出場となる東海大相模高校。事務所開きでは実行委員から門馬監督へ、翠ケ丘出雲神社のお守りが手渡された。同校の大金校長は「7年ぶりということで、皆さんお待たせしました。日頃お世話になっている地域の方々が、甲子園出場で一つにまとまってくださるのは嬉しい」とあいさつした。
縁起物の横断幕掲示
事務所には「頑張れ東海球児」と書かれた横断幕が掲示されている。これは、2015年に夏の甲子園出場を決めた同校のために、名誉実行委員長の坂本文彦さんによって制作されたもの。この年、見事優勝を果たしたこともあり、縁起物として今回飾られた。
事務所の運営時間は午前10時から午後6時。大会期間中はスタッフが常駐し、自由に立ち寄れる。期間中の問合せは同事務所【電話】042・705・8588へ。
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