上溝2・3丁目を中心に今年5月から自家用車などを中心にタイヤのパンク被害が続いており、相模原署によると10月5日時点で被害台数は100台を超えている。9月24日には一夜にして60台以上の車が被害に遭い、周辺住民は不安を募らせている。犯人は逮捕されておらず、同署では周辺のパトロールを強化するなど警戒を強めている。
パンク被害が多発しているのはJR上溝駅から西に1・5Kmほど離れた上溝2・3丁目周辺で、地元では「久保」と呼ばれる地域。同署によると、今年5月のゴールデンウィークに約20台のパンク被害が報告されると、その4カ月後の9月上旬にも約20台、そして9月24日には60台以上もの車が一度に標的となった。被害台数は100台を超えており、同署の担当課では「これだけ多くの車が被害に遭うのは市内ではもちろん、県内でも稀だ」と話す。
いずれの犯行も夜中から早朝にかけて行われており、周辺の車がまとめてアイスピックのような物で狙われていることが特徴。特に最も多くの被害が出た24日は、鳩川沿いの地域が集中的に狙われており、1カ所の月極駐車場だけで約20台の車に危害が加えられた。
24日に自家用車が被害に遭った40歳の女性によると、タイヤは横から小さな穴を空けられており、修理業者では横からの穴はパンク修理ができず、傷つけられた4本全て取り換えることになったという。女性は本紙の取材に対し「この辺りは街灯が少なく夜は暗い上に人通りも少ない。被害が続いているので早く犯人が捕まって欲しい」と不安そうに話した。
同署では現在、周辺地域のパトロールを強化し、犯人逮捕と安全確保に努めている。担当課では、普段から住民同士が声掛けをすることなどが、こうした被害を防ぐことにつながるとし「不審なことがあれば、すぐに警察へ通報して欲しい」と呼び掛けている。
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