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「はや2」帰還 市挙げ応援 5・6日 各所でPV

社会

公開:2020年12月3日

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(上)カプセルを手離す「はやぶさ2」のイメージ図(イラスト池下章裕)(下)2014年12月3日のはやぶさ2打ち上げ時に淵野辺駅北口デッキ下で行われたPV
(上)カプセルを手離す「はやぶさ2」のイメージ図(イラスト池下章裕)(下)2014年12月3日のはやぶさ2打ち上げ時に淵野辺駅北口デッキ下で行われたPV

 小惑星リュウグウでサンプル採取した探査機・はやぶさ2が搭載するカプセルの地球帰還がいよいよ12月6日(日)未明に迫った。これを受け、5日(土)から6日にかけて市や淵野辺の商店街はそれぞれパブリックビューイング(PV)を開催する。生命起源の解明をめざす今回のミッションの成功とカプセル帰還の無事を願い、市全体で強力に後押しする。

 はやぶさ2のスケジュールについては、5日の午後2時から3時にかけてカプセル分離が行われ、はやぶさ2は地球に帰還せずに別の軌道に逸れる形で次なるミッションへと旅立つ。カプセルはそのまま大気圏へと突入し、火球となってパラシュートを開きながら豪州・ウーメラ砂漠に着地する予定だ。

 はやぶさ2がめざしたリュウグウには水などのほか、有機物など生命のもととなった材料が含まれていることが指摘されていることから、分析により地球上の大気や水の成り立ち、または生命起源に迫ることができる可能性がある。そのため、このミッションは歴史的な偉業として、世界中からも注目を集めている。

 はやぶさと市との関連をめぐっては、初号機が2010年に感動の地球帰還を果たすと、後に空前の「はやぶさブーム」に。映画化をはじめ、博物館で行われたカプセルの公開では連日長蛇の列ができたほか、淵野辺駅を中心とする商店街・にこにこ星ふちのべ商店会も帰還を記念したグルメ・グッズを発信し、各メディアから「宇宙に一番近い町」として取り上げられるなど市全体に大きな影響を与えた。

 今回のはやぶさ2は、JAXA宇宙科学研究所で生まれた、いわば「相模原産」。その探査機が宇宙で大きな成果を挙げていることから、市としても最後の関門である地球帰還をPVなどによって全力で応援することで、市のシティセールスに加え、シビックプライド(市民の誇りとなるもの)の機運醸成につなげていきたい考えだ。淵野辺駅でのPVを企画している「JAXA宇宙科学研究所と夢を創る会」の発起人代表の茅明夫さんは6年前の打ち上げの際にPVを行い、参加者とともに旅立ちの様子を見送った経緯に触れ、「無事に帰って来てくれたらあの時の夢が叶うのかなと思う。ぜひ宝物を持ち帰って来てほしい」と話し、期待を寄せる。

 市主催のPVは5日・6日とも締め切っているが、淵野辺駅北口デッキ下で6日に実施のPVは参加可能。時間は午前1時30分から3時までを予定している。
 

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