新型コロナウイルス感染症で冷え込んだ市内経済の活性化を目的に、相模原市は地元の店舗・企業を利用して消費した代金の一部を最大で2000円キャッシュバックするキャンペーンを9月1日(水)から実施する。期間は1カ月間で、市は現在、参加事業者の応募を広く呼びかけており、さまざまな業種への利用を促したい考えだ。
キャンペーン名は「あらっいいお店♪感謝(サンキュー)を込めて!さがみはら・みんなのキャッシュバックキャンペーン」。2020年度に実施された「さがみはら39(サンキュー)キャッシュバックキャンペーン」(通称:サンキューキャンペーン)の第2弾にあたるもので、予算規模は2億6千万円を計上した。13万人分の利用を見込んでいる。
前回と同様に、購入時に市指定のスタンプを押印、またはシールが貼られた領収書(領収証、レシート)を専用の台紙に貼り付けて市に発送すると、10000円以上(合算可)の買い物で一人あたり最大2000円が後日、指定口座にキャッシュバック(還元)される仕組み。利用できるのは1家族につき、その人数分となる。実施期間は9月1日から9月30日(木)まで。キャンペーンの申請は1人1回までで、9月1日時点で相模原市に住民登録を有する必要がある。経済効果に関しては、利用上限を1万円、利用者を13万人と仮定した場合、およそ13億に上る見通しだ。
利用対象は、市内に店舗・事務所などを構え、事業を営む中小企業。新しい生活様式やコロナの感染防止対策を施していることや、事業所で領収書(領収証、レシート)を発行していることが参加の要件となる。現在、事業所を募集しており、幅広く利用が行きわたるよう、市はさまざまな業種に対して参加を呼び掛けている。
法律で値引きが禁じられている、換金性が高い(商品券など)、消費喚起につながらないといった商品、サービスはキャンペーンの対象外となる。対象外の事業者や商品・サービスに加え、参加要件についての詳細は市の特設ホームページのほか、各まちづくりセンターなどの公共施設の窓口に設置されているチラシで確認できる。
キャンペーンに際し、市産業支援課の佐伯正和課長は「さらなる市内経済の活性化をめざし、多くの市内事業者にキャンペーンを知っていただき、ご参加いただけるように努めていきたい」と話している。
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