大山の魅力を再発見 行政・地域が一体となって賑わいづくりへ
伊勢原のシンボル大山―。大山地域の魅力を新たに発信し、地域の活性化を目指す活動『大山魅力再発見プロジェクト〜体感!悠久の歴史・安らぎの霊峰大山〜』(斉藤進会長・産業能率大学教授)。その概要が5月22日に発表された。プロジェクトでは観光資源の再生や、大山地域に関するイベントを実施して賑わいのある大山を目指していく。
標高1252mの大山は丹沢連峰のひとつで、古くから信仰の山として知られ、多くの人が訪れる。また、現在は首都圏の手軽な登山・ハイキングスポットとして年間103万人の観光客が訪れている。
プロジェクトを進める連絡協議会は伊勢原市、秦野市、観光協会などの地域団体、大学のメンバーで今年4月に発足。「大山地域(市内日向地区・秦野市を含む)ならではの魅力を再発見し、磨き上げ、活用し、発信する」を目標に、自然・環境の保全や活用、歴史・文化資源の再発見、地産地消の推進、大山バイパス整備などに取り組んでいく。2012年度の実施事業としては、禊の大滝の再生などを含む大山6ヵ所の滝の整備、「大山山麓・食の文化祭」の開催、新たな観光スポットの検討などを予定。まずは年間107万人を目指す。メンバーで市経済環境部長の志村功さんは「地元住民の方を中心に秦野市、県、企業など大山に係わるすべての人の力を結集し、江戸時代のような往年の賑わいを平成の世に取り戻したい」と話す。
また、県の総合計画「かながわグランドデザイン」でも、にぎわい拠点づくりとして大山・日向地区も選ばれている。市では地域と連携して魅力作りのための活動を行なっていく。
問い合わせは伊勢原市役所/【電話】0463・94・4711・商工観光振興課
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