小稲葉地区のいせはらあやめの里で6月9日(土)〜24日(日)、第24回あやめまつりが行われる。梅や桜と同様に、今年は花しょうぶの開花も遅れ、例年より1週間遅い開催となる。
あやめの里は「かながわの花の名所100選」の一つに数えられる。およそ1万3千平方メートルの園内では、見ごろを迎えると250品種・1万5千の花しょうぶが咲き誇る。現在は、早生の伊都の国や古都の夕日などが花を咲かせている。あやめの里が始まった1985年当時から花しょうぶの生育に携わっている柏木兵一さん(=写真・81歳)は「梅や桜が遅かったように、花しょうぶも今年は遅い」と話す。毎年6月の第一土曜日から始まるあやめまつりも、今年は1週間遅れて開催。柏木さんによると、今年の見ごろは15日前後となる。
まつり期間中は、花しょうぶや農産物の即売会が行われるほか、9日(土)・10日(日)・16日(土)には、NHK「趣味の園芸」講師の三池延和氏が花しょうぶの育て方を指導する教室も開かれる。各日午後1時半〜2時半。また期間中は伊勢原駅南口から臨時バスも運行する。
「続けていきたい」
一時は13軒の農家があやめの里で花しょうぶを育てていたが、今では4軒に。夏・冬の草むしりなど、一年を通しての畑の維持・管理は体力的にも負担が大きいうえ、農家の高齢化も減少を後押ししているようだ。
しかし、柏木さんは「毎年楽しみに来てくれる市外の老人ホームの方もいる。こうした皆さんのためにも、あやめの里は続けていきたい」と話している。
伊勢原版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|