高山氏が出馬表明 伊勢原市長選挙
神奈川県議会議員の高山松太郎氏(62歳)が6月11日に伊勢原市役所で会見を開き、任期満了に伴い9月16日(日)告示、23日(日)の投開票で行われる伊勢原市長選挙への出馬の意思を明らかにした。
高山氏は1950年伊勢原市白根生まれ。平塚農業高校卒。1991年から2006年までの4期、伊勢原市議会議員を務め、07年に神奈川県議会議員に初当選、現在2期目。自民党伊勢原支部長。
この日の会見で高山氏は、県の予算を使い切れない市の財政状況と、福祉のいずみ基金等の目的基金を取り崩して今年度予算に入れていることを挙げて「明るい材料にしっかりと取り組む必要がある。財政見通しに甘さがあったのでは」と長塚市政について述べ、「県のグランドデザインに入った大山・日向などの過去からの資源を活かし賑わいを取り戻す。移転新築する協同病院と東海大学病院という恵まれた医療機関、新246バイパスや新東名を活用した街づくりをしていきたい」と抱負を語った。
また、財政危機といわれる市の財政状況には、「更なる選択と集中、市民に現状を理解してもらい市職員と議論しながら進めていきたい」と話した。現在、支持団体・推薦団体は決定していない。
本紙のインタビューに対して高山氏は「これから大きく変わる伊勢原に向けて仕事をしないと遅くなる。子ども達に夢、お年寄りに安心、働く人には希望を持てる伊勢原にしたい」と答えた。
同選挙で出馬を表明したのは高山氏が初めて。市長は去就の表明をしていない。直前議会の一般質問で市議からの質問に答える形での表明が慣例化しており、今月20日からの一般質問に注目が集まる。
6月12日起稿
|
|
|
|
|
|