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伊勢原版 公開:2012年6月22日 エリアトップへ

向上高校吹奏楽部 モットーは「音心伝心」 演奏と踊りの融合 東関東で金賞も

教育

公開:2012年6月22日

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舞台の最前列でダンサーが会場を盛り上げる
舞台の最前列でダンサーが会場を盛り上げる

 市内見附島にある向上高校吹奏楽部(武田俊彦顧問)のステージパフォーマンスが注目を集めている。6月17日に伊勢原市民文化会館で開かれた伊勢原吹奏楽フェスティバルでは、アイドルグループAKB48のヒットソングメドレーを披露。楽器演奏に併せて、部員が躍動感あふれるダンスで会場を盛り上げた。同校吹奏楽部の取り組みを取材した。

 向上高校吹奏楽部は部員数が114人の大所帯で、大編成ならではの迫力あるステージが魅力だ。今回のフェスティバルで披露したAKB48メドレーは「ヘビーローテーション」、「フライングゲット」、「エブリデイカチューシャ」など7曲をつないだもの。楽器を演奏する75人のメンバーにくわえ、ステージの最前列には10人のダンサーが立ち、本物と同じ振付けを行った。ほかにも、座奏で2曲を演奏するなどして観客を楽しませた。また、向上は6月10日に茨城県で行われた東関東選抜吹奏楽大会にも出場し、メドレーを披露、見事に金賞を初受賞している。

心伝える手段

 「楽器を持たないダンサーがステージに立つというのは珍しいと思います」―。こう話すのは、部長の三鍋夕貴さん(3年)だ。演奏に踊りの要素を入れる場合、ダンス部やチアリーディング部など吹奏楽部以外からダンサーを呼んでくることが多い。

 だが、向上高校吹奏楽部は部員がダンスを行う。振付は三鍋さんを含め6人が担当。プロモーションビデオを何回も見て振付けを覚え、ダンサーに細かく指導するなど、楽器演奏にくわえ、ダンス練習にも多くの時間を注ぐ。

 従来の枠組みにとらわれず、柔軟な発想で音楽に取り組む向上吹奏楽部。そんな部員たちを支えるのが以心伝心ならぬ『音心伝心』という部のモットーだ。この言葉には部員全員の思いを音に乗せて一生懸命伝えよう、という意味が込められているという。

 「楽器もダンスも音を通じて心を伝える大切な手段」と三鍋さん。武田俊彦顧問は「指導にあたっては生徒の自主性を尊重しています。踊りは生徒たちが自ら発案し取り組んだもの」と話し、部員の積極的な姿勢を評価する。

 個性的なメンバーが多く、仲間意識も強いという向上高校吹奏楽部。三鍋さんは「7月25日に行われる西湘地区コンクール、12月のチャリティコンサートでも観客の方たちの心に伝わるステージをしたい」と意気込みを語った。
 

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