伊勢原の未来を担う若い世代と地域の経営者でタッグを組み、伊勢原の活性化を図ろう―。こうした趣旨で企画された「伊勢原協同プロジェクト」の発足式が5月10日、シティプラザで開かれた。伊勢原や厚木など県央11市町村の企業経営者らで組織される県央経営者会(大泉政治会長)と産業能率大学(原田雅顕学長)では、産学連携で伊勢原を活性化していきたい考えだ。
発足式には地域の経営者や市職員、学生などおよそ50人が出席した。これまでの経過報告や主旨説明が行われた後、県央経営者会の飯田隆三副会長と産業能率大学の小柴達美・情報マネジメント学部長が覚書を交わした。
伊勢原協同プロジェクトは、経験・人脈・経済力のある地域の経営者と地元の大学が手を組み、若い世代を中心に据えた伊勢原の地域活性化を目指すというもの。地域貢献活動に積極的な県央経営者会と産業能率大との間で意見がまとまり、連携する運びとなった。
プロジェクトは産能大の学生が主体となり、地域で開かれるイベントへの協力や学生目線の地域産業情報の発信、プロジェクトの成果を報告する「産学協同フォーラム」などを行う予定。また、活動を進めていくなかで伊勢原のまちおこしにつながる取り組みを増やしていく方針だ。
式典のあいさつで飯田副会長は「地域の学生とコラボレーションして元気な伊勢原にしたい」と意気込みを語った。また、小柴学部長は「大学としても地元に何らかの協力ができればと考えていた」とコメント。プロジェクトを通じた学生の成長にも期待を示した。
おもてなしの心で
発足式では産能大の学生8人が出席。プロジェクトの一環として3月の「とうふまつり」に合わせて行った活動を報告した。
とうふまつりの期間中、学生たちは「伊勢原みらいコンシェルジュ」を名乗って伊勢原駅周辺で観光客に道案内やイベントチラシの配布を行った。おもてなしの精神から生まれた笑顔の接客は好評だったという。
活動報告を行った学生たちは「こうした私たちの活動が伊勢原のイメージアップにつながれば」「県央経営者会から(知識や資金面などの)支援を頂きながら、伊勢原を活性化させたい」と意欲をみせていた。
今年度は、11月の大山紅葉ライトアップの協力や、各催しに合わせた駅周辺での観光客対応などを予定している。
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