防犯指導員部会 地域を見守り40年 道灌まつりで今年も警備
市内各地で地域パトロールや防犯指導を行う伊勢原市防犯協会防犯指導員部会(古山正邦部会長・102人)が8月29日、創立40周年を迎えた。
防犯指導員部会は、地域の治安維持や、自分の力で警戒、警備する心の奮起などを目的に、1954年に伊勢原警察署管内防犯協力連合会として発足した。 その後、1960年代中頃の学生運動などによる治安の悪化や、人口の増加を背景に、年々活動内容の見直しが行われ、1973年に現在の防犯指導員部会となった。
発足した当時の防犯員数は79人。現在は102自治会から1人ずつ選出され、102人で活動している。任期は1期2年。現在の指導員は平均年齢50代で、10年以上在籍している指導員も多い。中には30年以上続けている人もいる。
現在の防犯指導員部会の目的は、地域の防犯体制を強化し、効果的な防犯活動の推進を図ること。月2回程度の青色回転灯パトカーによる地域のパトロールや、各イベントでの警備などを、自治会や防犯協会、警察署と連携しながら行っている。
また、市内を7つの支部に分け、各地区の納涼祭の警備や有害な広告物撤去のほか、比々多駅伝や大山薪能での警備など、支部単位でも地域を見守る活動をしている。
地域の安全を守る
古山部会長は「警備をしていると地域の皆さんとあちこちで会うため、社会の勉強になる」と話す。
10月5日(土)、6日(日)に開催される道灌まつりでは、毎年2日間に渡り、催し物と会場周辺のパトロールをする。「みんな指導員の仕事に誇りを持っている。楽しみながら活動しているから、長く続けられる。これから指導員として参加する人にも、誇りを持って楽しんでやってもらいたい」と古山部会長。指導員部会は、今後も多様な犯罪に対応しながら、安全な地域づくりや防犯活動の推進を目指していくという。
記念式典は、9月15日(日)に市内のシティプラザで開催される。
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