市内の観光スポットやグルメ、散策コースなどを紹介したガイドブック「ISEHARA+」が3月末に完成し、現在、観光案内所などに無料で置かれている。これは伊勢原市観光協会(目黒仁会長)が市の委託を受けて企画・編集したもの。協会がこうした冊子を作るのは今回が初めて。「市内の散策にご活用ください」と市の担当者は呼びかけている。
「ISEHARA+」は、A4サイズの全16ページ、オールカラー。市内の観光スポットと合わせて、その周辺にある飲食店やみやげ店を写真付きで紹介している。ほかにも、カフェやスイーツの特集ページ、伊勢原市出身のラジオパーソナリティー穂積ユタカさんが市内の飲食店を巡るコーナーなどもある。
写真が多用され、解説もシンプル。おしゃれなデザインも特徴だ。観光協会の鍛治栄一事務局長は「女性を意識して作りました。新しい観光客層の掘り起こしにつながれば」と期待する。 今回、5万部を印刷。現在、伊勢原駅改札前のラックと観光案内所、市役所の3カ所に置かれている。
国から予算
昨年、国の緊急雇用事業に市が手を挙げ、国から687万円の予算を確保したのが始まり。県の観光の核事業に市が認定されたこともあり、市は観光協会に事業を委託。昨年10月、協会は予算を活用して臨時職員を3人雇用。ガイドブックの企画・製作と観光資源の調査を開始した。
職員らは市内に眠る観光資源を発掘しようと50カ所以上の史跡や企業、商店を訪問。現地で聞き取り調査なども実施した。調査結果はガイドブックに反映されただけでなく、今後の市の観光施策にも活用される。
「ISEHARA+」は半年かけて完成。鍛治事務局長は「観光スポットやお店情報が充実しています。市内外で多くの方に読んでほしい」と話している。
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