神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
伊勢原版 公開:2014年6月13日 エリアトップへ

図書館 「おはなしのへや」を改修 柔かい床 評判も上々

教育

公開:2014年6月13日

  • X
  • LINE
  • hatena
柔らかく温かみのある床。寝転んでも大丈夫
柔らかく温かみのある床。寝転んでも大丈夫

 市立図書館2階、「おはなしのへや」がこのほどリニューアル―。1989年の開館以来、部屋の床に対して「固い」「長時間座っていられない」といった声も少なくなかった。そこで市は6月4日、改修工事を実施。床にはクッションマットが敷き詰められ、寝転んでも痛くない部屋が誕生した。さっそく利用者からは喜びの声が上がっている。

 「おはなしのへや」は、4・5m四方で窓からは文化会館が見える。静粛が求められる館内で声を出すことができる場所の一つとして、多くの人が利用し、市民サークルによる読み聞かせのイベントなども行われている。室内には約1800冊の絵本が置かれている。

 開館以来、親子を中心に親しまれてきたが、固い床にしばしば苦情も寄せられた。職員らは座布団を持ち込んだり、とげが刺さらないようワックスを塗るなど対策を打ってきたが、課題の解決には至らなかった。

 そこで今回、市は8万5千円をかけてクッションマットを設置。木の温もりを感じさせる茶色と緑色のマットが床全体に敷き詰められ、居心地の良い空間に生まれ変わった。6月7日、家族で図書館を訪れた小学4年の西出圭汰くんは「床が柔らかくなって良かった。足も安全」とうれしそうな表情。母沙央里さんも「子どもたちが喜んでいるし、また来たいですね」と笑顔を見せる。利用者からの評判も上々だ。

 同館によると、図書館がオープンした1989年、「おはなしのへや」で行われたお話し会は、年間119回で、参加者は1976人。昨年も109回実施されている。職員の塩田麻美さんは「年に100回以上も行われる図書館はめずらしいのでは」と話す。

 このように「おはなしのへや」は読み聞かせのいわば”聖地”。岩田孝館長は「今回のリニューアルを機に、より多くの皆さんに図書館へ足を運んでもらいたい」と話している。

伊勢原版のトップニュース最新6

後世に伝えたい

伊勢原女性農業者連絡協議会

後世に伝えたい

「伊勢原の食と行事」発刊

5月3日

市が購入費用を助成

自転車用ヘルメット

市が購入費用を助成

1個につき最大2千円

5月3日

大山で宿坊体験

自修館中等教育学校

大山で宿坊体験

納太刀やとうふ作りも

4月26日

給湯器点検商法にご用心

給湯器点検商法にご用心

相談件数が急増

4月26日

受粉作業佳境に

伊勢原産ナシ

受粉作業佳境に

市内農家で

4月19日

車いす「だからこそ」

葉月流宗家

車いす「だからこそ」

日本舞踊で自己表現を

4月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

  • 1月26日0:00更新

伊勢原版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook