大山道を残したい 市民団体が道標等に看板設置
藤沢から田村の渡しを通り大山へと続く田村通り大山道。その一部の現・中央通り(県道61号)にあるブックオフ駐車場カドに9月26日、アド・おおやまみち(田中米昭代表)により、高札場跡を示す看板が設置された。
アド・おおやまみちは伊勢原歴史解説アドバイザー養成講座を卒業した有志で2007年に組織された市民活動団体。大山道を中心に、市内の古道を調査し、保全活動などを行っている。
市民に存在が忘れ去られ、市内の開発等で失われつつある大山道の道標や史跡を守るために、市民協働事業として看板の設置を考えたという。
今回の設置場所は、「伊勢原村高札場跡」とされ、伊勢原市史に残る最初の町役場のあった場所だという。立てられた看板は高さ2mほどの木製で市森林組合により提供された。会独自で看板を設置した際には、地域住民に存在が認識され、保持に関心を示してくれたこともあった。今回、設置に参加したメンバーは「見て読んで歴史を感じてほしい」と話す。
今後は地権者などと相談しながら、上粕屋や串橋に残る大山道の道標等に看板を設置していく予定。
副代表の宮崎武雄さんは「まだまだ市内には大山道を示す道標などがたくさんあります。失われる前に残していきたい」と話した。
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