春の風物詩大山登山マラソン(主催/伊勢原市ほか)が3月8日(日)に開催される。午前10時から年齢・性別に分かれて時差スタート。伊勢原駅北口から大山阿夫利神社下社までの全長9・0Km・高低差650m、難コースが待ち受ける大会も30回目を迎える。
大山登山マラソンの歴史は、1930年にさかのぼる。同年2月3日、旧中郡の青年団を中心に大山節分祭駅伝が始まった。40年には皇紀2600年記念と戦勝祈願を兼ね、木製の日本刀をたすきに御太刀奉納リレーとなり終戦まで続いた。最後の大会となった66年は秦野市をスタートし、大磯町、平塚市を通り伊勢原大神宮に最終6区が設置された。ゴールは阿夫利神社の社務局だったという。
大山節分祭駅伝をヒントに、81年には市制10周年を記念して大山登山競争大会が開かれた。現在の登山マラソンとほぼ同じコースで行われ、参加者は211人だった。その5年後、市制15周年を記念して「大山登山マラソン」の名で初めて開催。以降、東日本大震災が起きた2011年を除いて毎年行われている。 大会に花を添える「ゲストランナー」を招いたのは第10回大会が最初。この時は現スポーツ解説者の増田明美さんらが参加。女性だけでなく20回大会には山梨学院大学で箱根駅伝を走ったモグス選手も招かれた。
節目となる今大会には2746人がエントリー。アテネ五輪やシドニー五輪にも出場した弘山晴美さんら6人のゲストランナーにくわえ、姉妹都市の長野県茅野市から11人のランナーが招待される。30年連続出場の6選手に対する表彰も予定され、このうち伊勢原市民は4人でいずれも男性。
市外、県外からの参加者が多いのも登山マラソンの特徴。伊勢原駅北口の竜神通りでは歓迎イベントも行われる(別表)。
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