部活動における優れた取り組みを表彰する「平成27年度かながわ部活ドリーム大賞」(主催/神奈川県教育委員会)で、伊勢原高校女子バレーボール部のマネージャーを務める松橋美冴さん(18歳)が「かながわ部活マネージャー賞」を受賞。揃って同部保護者会が「かながわ部活サポーター賞」に選ばれた。2月6日には県立神奈川総合産業高校で表彰式が行われた。
この大賞は、県内の中学校・高校を対象に、部活動で優れた成績を収めた学校や、活性化につながる取り組みを行った団体・個人を表彰するもの。2007年に創設され、今年度で9回目となる。
松橋さんが受賞した「かながわ部活マネージャー賞」は、部のメンバーのために優れた役割を果たしたマネージャーに贈られる。部員が来る前の早朝から夜遅くまで、顧問と連携を図りながら部員が練習しやすい環境づくりに努めた点や、練習メニューの管理、ケガの処置、さらに卒業生や来客への対応など様々な面からチームをサポートしたことが評価された。
松橋さんは、元々プレーヤーとして同部に入部。3年生になる直前に膝のケガをした際、再びプレーしたい気持ちもあったが、チームのことを考え、自らマネージャーになることを決断した。その後はプレーヤーだった経験を活かし、メンタル面でも選手をサポート。チームから信頼される存在となった。
「周りの支えがあったからこその受賞。チームに貢献できているか不安だったので認められて嬉しい」と受賞の感想を話した。
見えない支えもチームの力に
保護者会が受賞した「かながわ部活サポーター賞」は、部活動振興に貢献した保護者などに贈られる賞。同部保護者会は、1967年から長年にわたり引き継ぎながら活動を続けてきた点や、関東大会・全国大会に多く出場する実績をサポートしてきた点、定期的な会合などで保護者同士や顧問とのつながりをつくってきた点などが評価されての受賞となった。
部員35人の保護者で構成される保護者会は、試合の応援・サポートの他に、交流会や祝勝会の準備・運営、定期的な保護者会の開催など、部活動サポートのために日頃から積極的に活動を行っている。受賞を受け、保護者会会長の北村雅洋さんは「この受賞を励みに、部員たちがさらに上を目指して打ち込めるよう、保護者も一丸となってサポートしたい」と話した。
伊勢原高校女子バレーボール部は、今回初めてマネージャーと保護者会が揃って表彰された。顧問の中坂慎次郎先生は「マネージャーや親御さんが選手と同じ気持ちで戦うことは、チームの大きな力になる。見える部分だけでなく、見えない部分のサポートに感謝しています」と話した。
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