未病センターいせはら(クルリン健康測定コーナー)が8月1日、市役所分室1階に開設された。市民の健康寿命を延ばすことと生活の質の向上を目的に設置されたもので、自動身長体重計や自動血圧計などが設置され、20歳以上の市民ならだれでも無料で利用できる。
市によると未病とは体の状態は健康か病気かを明確に区分できるものではなく、健康と病気の間を連続的に変化するものだと捉え、その変化を表す概念。高齢になっても健康的で自立した生活ができる「健康寿命」を延ばすためには、病気になってから治療するのではなく、未病を改善することで病気自体を防ぐことが重要になるという。
県では、健康寿命を延ばすために様々な取り組みを行う「かながわ未病改善宣言」を2017年3月に発表。これを受けて市は、昨年度からセンター運用の協議をはじめ、常駐する保健師や栄養士などの運用体制が整ったことから今回、県の認証を受けて開設された。
自由に健康測定
同コーナーは常設で、自動身長体重計、自動血圧計のほか、肥満度を表すBMIや体脂肪率が測定できる体組成計、骨量測定装置、握力計が設置され無料で利用できる。
利用者には健康度記録ノートが配布され結果を記録しておくことができ、保健師や栄養士に相談もできる。ほかにも健康づくりに関する情報の提供、講座の開催なども行われる。市健康づくり課は「これまでイベント会場などで健康測定や保健師などへの相談を行ってきたが、コーナーの常設でより健康への意識をもってもらい生活習慣の見直しや、健康維持に役立ててもらえれば」と話している。
同センターの利用は平日午前9時半から11時半、午後1時半から4時半まで。予約不要。
伊勢原版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|