伊勢原市は、大規模災害時に避難所の居住環境向上を図るため、市内鈴川の王子コンテナー株式会社神奈川工場(秋山秀二工場長」)と「災害時における物資供給に関する協定」を締結。11月26日に市役所内で調印式が行われた。
同社は、王子ネピア株式会社などの王子ホールディングスのグループ企業。段ボールシート・ケースの製造販売や包装機械の開発・販売、包装資材の製造販売を手掛けている。
同協定の締結により、大規模災害時に市には同社から、避難所で使用するための段ボール製のベッドやトイレ、プライバシーを確保するためのパーテーションなどが提供される。段ボールベッドは500kgほどの重さに耐えられ、パーテーションもさまざまな高さがあるという。また同社グループ企業から、トイレットペーパーやウエットティッシュ、紙おむつなどの生活必需物資製品が優先的に提供される。
同社が自治体と災害時協定を締結するのは全国で69例目。県内では大和市、秦野市に続く3例目になる。
調印式で高山松太郎市長は「ダンボール中心にトイレットペーパーやティッシュペーパーなど提供頂けるのもありがたい。今後も色々な企業と協定を締結しながら、市民の生活と命を守っていきたい」とあいさつ。秋山工場長は「『地域に根差した会社』が会社の目標の一つであり、有事の際に、地元の役に立てる企業を目指している。協定を結ぶことで市の役に立てれば」と話した。
同社は全国どこからでも協力体制をとっているため、災害時に同社神奈川工場が被害にあっても、グループ企業から物資が提供されるという。
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