桜台在住の大谷信次さん(82)が、このほど青少年教育活動に関する功績が認められ、2020年度社会教育功労者表彰を受賞。3月30日に市役所で高山松太郎市長から表彰状が授与された。
同表彰は、地域における社会教育活動を推進するため、多年にわたり社会教育の振興に功労のあった人などに対して、文部科学大臣が表彰するもの。20年度は全国で108人、県内では2人が受賞し、市内から唯一、大谷さんが受賞した。
大谷さんは1986年4月1日から94年3月31日までの8年間、市青少年指導員として、地域で子どもたちとのイベント活動や、青少年の健全育成活動に従事。同連絡協議会の会長も務めた。
その後94年4月からは、市青少年相談室補導員として青少年の非行防止活動や環境浄化活動に努め、昨年3月末まで同連絡協議会の会長を22年間務めた。表彰を受け大谷さんは「考えてもいなかったのでとても驚いた。(表彰は)すべて仲間や関係団体の皆様のおかげ。地域の方が関心をもってくれたことで補導件数も減り感謝している」と話した。
子どもと同じ目線で
市内下平間出身の大谷さん。自治会長の推薦で青少年指導員を始め、地域の子どもたちのために活動した経験が評価され、市の推薦を受け補導員として活動することに。月1回の街頭指導は、初めは怖くて何度もやめようと思ったというが、一度引き受けたからには途中で投げ出したくないという思いと、自身も親となり、子どもたちに立派に成長してほしいという思いで続けてきた。「子どもたちと同じ目線で話し、あいさつを交わすことを徹底してきた。何度も指導していた子が親になって再会した時、やってきたかいがあったと感じた。活動を通じ多くの方と出会えたのが財産です」と笑顔で話した。
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