神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
伊勢原版 公開:2024年4月26日 エリアトップへ

給湯器点検商法にご用心 相談件数が急増

社会

公開:2024年4月26日

  • X
  • LINE
  • hatena

 ガス給湯器の「点検商法」に関する相談が伊勢原市内で増加している。電話や訪問で点検を持ちかけ、「故障かも」「古くて危険」などと不安をあおり、交換を迫るというもの。神奈川県LPガス協会伊勢原部会や伊勢原市消費生活センターでは、注意を呼び掛けている。

 伊勢原市消費生活センターによると2022年度に3件だったガス給湯器に関する相談件数は23年度に28件と大幅に増加している。

 給湯器点検に関する相談は市内、県内のみならず全国的にも増加傾向となっており、市消費生活センターによると「こうした案件に関する電話相談は70代から90代の高齢者が多数を占めている」と話す。

 LPガス協会伊勢原部会によると、顧客からの問い合わせも増加しており「給湯器の点検が来るようだけど、そちらと関係がある業者なのか」「営業電話が来たので給湯器の点検を依頼したら交換を勧められた。金額は妥当か」などの相談が寄せられている。

 こうした商法では「近くを回っているから××日に伺いたい」と電話をしてくるが、約束だけ取り付けて来ない場合や実際に現場で確認をすると直ちに交換が必要なものではなかったケースなどもある。

 伊勢原部会では、「悪質業者が点検と称して給湯器メーカーから依頼を受けて点検を行っていると説明し、言葉巧みに信用させる手口」と説明、「給湯器メーカーはそのような依頼はしない。メーカーもガス会社も給湯器点検の案内電話をすることはほぼない」としている。

 同部会や消費生活センターではトラブルを回避するため、電話や訪問で点検を持ち掛ける業者には安易に点検させない、点検を断ることができず訪問された場合はインターホン越しに断る、その場で契約しないで、十分に比較・検討するよう注意を促す。

 一般的に給湯器は使用期間が10年から15年相当を経過するとサインが表示されるものもあるが「あくまでも点検の目安であり、交換の目安ではない」とし「電話で点検を持ち掛ける業者のほとんどは詐欺なので、最初から拒否してほしい。知らない業者から点検の案内があったら、普段からお付き合いのある地元の業者に相談を」と同部会。

 消費生活や契約に関するトラブルの相談は伊勢原市消費生活センター【電話】0463・95・3500、消費者ホットライン局番なしの188へ。

伊勢原版のトップニュース最新6

高校生直木賞で全国へ

自修館添田裕樹子さん

高校生直木賞で全国へ

「楽しんで話したい」

5月17日

公園愛護の7団体を表彰

公園愛護の7団体を表彰

地域での継続的活動称え

5月17日

石田自治会が創設100周年

石田自治会が創設100周年

新会館建設、記念誌を上梓

5月10日

通報現場を「見える化」

秦野伊勢原消防本部

通報現場を「見える化」

スマホで映像を送信

5月10日

後世に伝えたい

伊勢原女性農業者連絡協議会

後世に伝えたい

「伊勢原の食と行事」発刊

5月3日

市が購入費用を助成

自転車用ヘルメット

市が購入費用を助成

1個につき最大2千円

5月3日

樹木葬と家族葬の「ゆかりえ」

小田急線「愛甲石田駅」徒歩すぐ。友引の日は無料相談会開催中。

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

  • 1月26日0:00更新

伊勢原版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook