次の目標はロンドン 秋山里奈さんがジャパンパラリンピックで2種目金
8月13日・14日の2日間、大阪府門真市のなみはやドームほかで開催された「IPC公認2011ジャパンパラリンピック水泳競技大会」。100m背泳ぎと100m平泳ぎの2種目(視覚障害クラス11)に出場した秋山里奈さん(市内日向在住23歳・東京4TC)が両種目で自身の持つ大会記録を塗り替え連続優勝。2日目の最優秀選手賞を獲得した。
今回のジャパンパラリンピックでの目標は背泳ぎでの世界新記録の樹立。秋山さんにとって、ライバルではなく、自分と世界記録との戦いとしての挑戦だった。
結果は100m平泳ぎが1分43秒52。100m背泳ぎは1分20秒30と世界記録の1分19秒78には届かなかったが、2種目ともに自身の持つ大会記録を塗り替える金。同大会は1日ごとに全選手の中で世界記録を基準に、より近い記録を出した選手を表彰する「ワールドレコードチャレンジレース」でもあり、2日目の最優秀選手に選ばれるも「ブレスト(平泳ぎ)は良いタイムでしたが、バック(背泳ぎ)は目標に届かず悔しい気持ちが大きかったです」と大会を振り返る。だが今回のレースを終えて自分なりの反省点も見えてきたようで「後悔はしていません。収穫もありました」と次に向けて決意を新たにした。
秋山さんの次の目標は2012年にイギリスで開催されるロンドンパラリンピック。背泳ぎで銀メダルを獲得したアテネ、背泳ぎが種目から廃止され自由形での出場となった北京に続き、3度目の出場と12年越しの金メダルを目指して9月に行われる選考会に挑戦する。「代表に選ばれたら金メダルが目標です。ジャパンパラリンピックで思うような記録が出ませんでしたが、次では努力が実るように質の高い練習をしたい」と話した。
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