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伊勢原版 公開:2011年9月2日 エリアトップへ

BMTハウスサポートの会 患者家族支えて15年 運営するボランティアの不足が課題

公開:2011年9月2日

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毎週水曜の昼食会
毎週水曜の昼食会

 骨髄移植をはじめ、小児難病で東海大学医学部付属病院を訪れる患者家族の宿泊施設『かもめのいえ』を運営し、患者家族の療養生活を手助けする『BMTハウスサポートの会』(黒部光司会長)。同会は設立15年を迎えたばかり。市内粟窪の「かもめのいえ」に伺った。

 「かもめのいえ」のほか、同様の宿泊施設「にじのいえ」を運営する同会は、安価な滞在施設を確保し、患者家族の精神的・経済的負担の軽減を目的に平成8年に設立されたボランティア団体。専門医の協力による医療相談会、資金確保の為のバザーなどを行っている。

 この日は患者家族の交流として毎週水曜日に行われる昼食会。6年前に再生不良性貧血を患い、宮城県南三陸町から東海大学病院に入院した息子の陸さんと一緒に「かもめのいえ」を利用した渡辺ゆみ子さんも、年1回の定期健診のために親子で同施設を利用していた。渡辺さんは「この施設があったから出て来られた。敷地内にあり、すぐに様子を見に行けます」と話す。昼食会や懇談会など、利用者同士の交流も心の負担の軽減になったという。

 渡辺さんは3月の東日本大震災で家を失った。息子さんは大の野球好きで、野球部で活動するも、道具は全て津波で流されてしまった。そこでも同会のボランティアから野球道具一式が送られ、厳しい避難生活で精神的に助かったという。

 同会を支えるボランティアは常時5〜6人が活動しているが、まだ不足している状態だという。 黒部会長は「ぜひ施設を知っていただき、ボランティアに参加してほしい」と話す。

 詳細は同会/【電話】0463(91)6549まで※留守電対応
 

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