全国の歯科医院が、”顧客満足度”などを競う「第1回歯科甲子園D-1グランプリ」の決勝大会が5月27日に都内で行われ、小稲葉の「つじむら歯科医院」が最優秀賞に選ばれた。
行きたくない所ナンバー1と言われる歯科医院を、地域の人々に愛される、行きたい所ナンバー1に―。 この大会はこうした理念に基づき、一般社団法人歯科甲子園D-1グランプリの主催で初めて行われたもの。今回は北海道から沖縄まで、84の医院が参加した。
昨年11月から3カ月間かけて行われた予選会では、覆面モニター調査員が各医院を調査。電話対応から見送りまで全35項目にわたり厳しく審査した。つじむら歯科医院は予選で150点中、149点を獲得し、全体の5位タイで準決勝にコマを進めた。その後、準決勝に進んだ33医院は、経営理念や独自性、医療技術向上の取り組みなどを書類と映像にまとめ審査員が採点、つじむら歯科医院は決勝進出の5医院に残った。
決勝大会では、会場に集まった観客へのプレゼンテーションが行われ、各医院が仕事や仲間への思い、患者への思いなどを20分間にわたって発表した。
最後に登場したつじむら歯科医院は、必要とされる歯科医療のあり方、歯科業界の発展などについて考えを訴え、観客の投票により見事最優秀賞に輝いた。
同院は診療だけでなく、小学生を対象とした歯科医の職業体験など、ユニークな取り組みも積極的に行っている。怖い・痛いといったイメージを払しょくできればと、スタッフは現在アロハシャツで仕事。同院の辻村傑院長(43歳)は「虫歯がなくても行きたい。そんな存在となれるよう努力していきたい」と話した。
伊勢原版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|